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生贄症候群アペンドキャンペーン【アイリス奇譚】番外集4
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生贄症候群アペンドキャンペーン【アイリス奇譚】番外集4

2016-04-06 15:53
    こちらのブロマガは、
    『Next Life』の後に行われ、『99 Nights』の前の時系列の
    【アイリス奇譚】の番外編をまとめたものになっています。
    コチラだけだと何が何だかさっぱりになっていますので、お手数ですが先にこっちをご覧ください。
    3つ目の【宝探しRTA】はGMが主催の為、多少伏線を張っています。

    カルテ 経過観察を施す。会話を日誌に残しておくことにする  ハーバル・リメイン

    トラウム号 医務室 昼

    ノーブル「……ぅ……っ!?」(気絶からゆっくりと目を覚ます)
    ノーキン「ぉや?現世復帰一番乗りはやっぱりノーブルゥw君のようだねぇw」ミシェルの横で椅子に座っている
    ノーブル「……ノ……タリン……ここは……」
    ノーキン「清潔感ある白い壁!漂う消毒液の香り!間違いなくここはいつもお世話になってるハーバル先生の医務室さっw」
    ノーブル「……飛空艇か……。闘技大会はどうなった?」
    ノーキン「決勝まで行ったキミに聞かれるとはねぇwキミが今こうしているってことが答えじゃないかなぁw」
    ノーキン「ハッハーw旦那も大人気ないよねぇwいやぁ、アイテム使うことが卑怯だなんて言わないけどさw限度ってものがあるとは思うよぉw」
    ノーブル「という事はエリスの声は間違いではなかったか……そうか」(悔しそうな顔で天井を見上げる)
    ノーブル「……すまない。ノータリン、お前の想いを背負ったのに負けてしまって……」
    ノーキン「仕方なかった、なんて表面だけの慰めを言うつもりはないけど、エリスちゃんの判断はあの場合は賢かったんじゃないかなw」
    ノーブル「そうだな……エリスに礼を言わねばならんな」(体を起こす
    ノーキン「ハッハハーwなんかいつの間にか重そうなもの背負ってるようだねぇw僕はそんなのを君に背負わせた覚えはないよぉw、君達は僕たちより強かった!それで勝ち進んだってだけなんだからさぁw」
    ノーブル「……ぐ……まだ動くと痛むな……。そう言ってもらえると少しは気が楽になったよ、ありがとう」
    コスモ「…っ……サ、サティは……ぐっぅ!!」」(起きます
    ノーブル「ケメロヴォ……気がついたか」
    ノーキン「無理して動くのはエネルギー効率が悪いぞぉw動けるようになるまで寝てたらどうだぃw?ケメ君女性の名前を叫びながらベッドでビクンビクンのたうち回るなんて自分の部屋ならともかくここは医務室だよぉw?」
    ノーブル「フ…なにを言ってい……っ!?……あんまり笑わすな」(苦笑)
    コスモ「サティは無事なのか…?うぐぅ…体が痛むね。久しぶりにここまで弱ったもんだ…」
    ノーキン「もちろんさぁw不思議なことに骨にも異常はない様子だwしばらく休めば良くなるってさw」
    コスモ「はぁ…死を覚悟する勢いだったね、あの技は、それこそ木っ端みじんになるような手加減のなさだね…ふふふ……」
    ノーブル「そうか、レクス殿とエリスが気を病んでいたからな。まあ一安心だ」
    ノーキン「ハッハーwそのエリスちゃんは一足先に部屋に戻っていったよwまだちょっと後ろめたさで混乱してるのかもしれないねw今はそっとしておいてあげようw」
    ノーブル「わかった。では礼はまた後日にするか」
    ノーブル「……ミシェルは……見たところそうではないようだが」
    ノーキン「あー、マスター?そうだねぇw先生がちょっと大げさな治療してるからそう見えるけど、ちょっとポッキリいってるぐらいだよぉw気にしないでw」
    コスモ「骨折だけですむのも良かったことだろうね。」
    ノーキン 「それも特訓場よろしくの生命維持装置のおかげだねぇwあっちみたいに無傷ってほどにはならないみたいだけどw」
    ノーブル(ベッドから立ち上がる、その際持っていた何かを床に落とす)
    ノーキン「マスターも怪我したからってノーブル達を恨んだりしないよw全力勝負はお互い様だったわけだしね!ヘタな手加減したほうが遺恨が残るってもんさぁw」
    ノーブル「まぁな。その辺はお互い様だ。おっと、何か…?」
    サティ「…んぅ…はっ…あれ、ここは…?わたしはたしか…」
    ノーキン「おっはよーwサティちゃん気分はどうだいw?」
    ノーブル「巫術士殿?目が覚めたか……」(サティの方を見る)
    サティ「えっと…一体どうなったんです…?確かわたしは…かなりひどくやられたような覚えが…うぅ…」
    >サティ 観察力で判定
     成功!
    サティ「うーん…よく思い出せない …?あれ、ノーブルさんの足元になにか落ちてますよ…?」
    ノーブル「んん?……ああこれは」(足元の何かを拾い上げる)
    ノーブル「ノータリン、忘れものだ」(腰布を広げてみせる)
    コスモ「なんで…そんなものが……」
    ノーブル「闘技場でお前たちが脱いでいただろう……」(思い出して苦笑する)
    ノーキン「ぉや?それは。」ミシェルのほうを向いて椅子に座っていた状態から半身捻りながら立つ
    サティ「ぅ…わたしの術ですね…ごめんなさいごめんなさいぃ…」
    ノーブル「あの時のだな、闘技場の覇者が忘れものとは感心せんぞ?」
    コスモ「あぁ………」
    ノーブル「って、お…お前!なんで履いていない!?替えはどうしたっ!?」
    ノーキン「なんでってwソコにあるからじゃないかぁwサティちゃん達の分はあとでスタッフが持ち運んでくれたけど、なぜか僕のはなくってねぇw」
    ノーブル「一枚しか持っていないのか!!」(目を手で覆う)……あれ?ノーブルさんなのに可愛い……?
    ノーキン「ノーブルが拾っててくれたんだねぇw助かるよぉwソレつけてないとマスターがうるさくてねw」
    ノーブル「ええいっ!ならば早く穿けっ!!」(腰布を突っ返す)
    ノーキン「ハッハハーwこりゃどうもぉw勝利の記念としてもらっておいてもらっても構わなかったんだけどねw」
    ノーブル「記念なら別のものでくれっ!」
    ノーキン「とはいってもねぇw僕の装備してるものはどれも規格外でねぇw人にあげれるものっていえばコレ(腰布)ぐらいなんだよねぇw」受け取った布を左手のでクルクル回しながら
    ノーブル「ぬ…そこまでいうならなんだか有り難い物に思えて…」(考え始める)
    サティ「二人とも何を押し付けあってるのでしょう…」
    コスモ「さぁ……?飛び火しなければいいよ。」
    ノーキン「そぉーだwサティちゃん、僕らチームが負けたんだからぁw勝ったチームに記念品を贈るのはどうだろうかなぁw?」
    ノーブル「ん?ああこれだ」(ノーキンの左手から腰布を取り去ってサティ達の方に投げてみせる)
    コスモ 「んぐぁっ……」(ばたり
    サティ「きゃっ…だ、大丈夫ですか、ロヴォさん…な、なにも投げることは…」
    ノーブル「あ……すまない。強く投げ過ぎた」
    ノーキン「ハッハハーwそうだぞぉwノーブルゥ他人の一張羅を投げるんじゃあなぁいw」そう言ってサティちゃんのほうにゆっくりと歩いていきます。
    コスモ「ぐぬぬぅ……」
    コスモ「デカ物ぅ、止まれぇ……布は返すぅっ」(投げ
    サティ「まったくもう…って、ま、まさか…やだ、こちらにこないでくださいぃ…」
    ノーキン「おいおいwだから投げるなよぉwなんだっていうんだいw布一枚あるか無いかぐらいの差しかないってのにこの扱いはw」
    ノーブル「それが大きな差なんだ!いや、投げた私が悪いのだが…」
    コスモ「やめろぉ!」(傘で突き
    >ノーキン 回避行動で判定
     成功!
    コスモ「避けるなぁ!」
    ノーキン「ハッハーw当たらないなぁw怪我がまだ響いてるのかなぁwこんな大きな的にも当てられないなんて悔しいのぉw悔しいのぉw」
    コスモ「あぁ?手加減してるんだよぉ!!じゃぁ避けさせんぞぉ!!」
    ノーブル「やめないかっ!」(ベッドのシーツを掴んでノータリンに被せるように投げつける)
    ノーキン「ハッハッハw気持ちだけは回復してるけど体がまだまだだw大人しく寝ときなさぁいw」
    >ノーキン 回避行動で判定
     成功!
    ノーキン「投げ網闘士かぁいw?それには慣れてるんだぁwハッハーwキミもだよ、ノーブルwもう少し休んでおきなよw」
    サティ「…元気なのは、いいことですが…無理しないでくださいね…」
    コスモ「視えぬ物すら当てる。それ即ち必然」
    コスモ「デカ物ゥ!!」
    ノーブル「おいっ!さすがにそれは!」(ノーキンに庇う発動)
    ノーキン「ケメ君、実は君も人のこと言えないだろぉw生まれたままの姿でなにをしているんだぁw」
    コスモ「えぇ……っぁ……!!!???」
    コスモ「ひゃぁぅぅぅぅ……」 (お布団潜ってます)
    サティ「よしよし…大丈夫ですよー、ロヴォくん…安静にしてましょうね」
    ノーキン「ハッハーwそーそw休んでなさいwノーブルもう立てるかい?」
    ノーブル「…身体が咄嗟に…。ああ…動くくらいはなんとかなりそうだな」
    コスモ「安静にしてるよぉ……なんで…服が…」
    ノーブル「闘技場で脱いだからだろう…さすがにこれだけ大人数が医務室にいたら服を着せる暇もなかったのだろうな」
    ノーキン「そっかwじゃあとっととベッドは空けないとw闘技大会の後は医務室は満員御礼らしいからねぇw部屋に戻ろうw」
    ノーブル「ああ、流石にこれ以上騒いでもな。腹も空いているか…ノータリン、部屋に戻る前に食事でもどうだ?」
    ノーブル「お前の事だ。ミシェルの前で何も食わずに看病していたのだろう?」(ニヤッと笑う)
    ノーキン「おwいいじゃないかぁw闘技大会のあとは食事大会だねぇ!負けないぞぉ!」
    ノーキン「ハッハーwなんせ丸一日だからねぇwそろそろ限界さっ!」
    ノーブル「なら急ぐか!…では、な二人とも。早く良くなるといいな」(手を振って医務室から去っていく)
    コスモ「あぁ、また……ボクはもう少し安静してるよ……」
    ノーキン「お大事にーw…おっとケメ君サティちゃんw医務室のベッドはお静かにだよぉwじゃーねーwハッハーww」走り去ります
    ノーブル「早く穿け!」(脇腹を小突く)
    サティ「はい…出来る限りはやくよくなるようにしたいですね…」
    ハーバル「全く……キミたち!絶対安静だ!全くコメットのやつ……毎年のことなんだからもう少し手加減してくれてもいいんだが……いてて」

    感想:
    これただノーキンさんいちゃついてるだけですよね?ケメロヴォくんとノーブルさんと。
    それと現実的に鎧や厚着のまま寝るっていうのは考えにくいので、超薄着なわけですよ。
    自称B90↑のサティちゃんとかが薄着で寝てるんですよ?何もしてないんですよ?
    何こいつ超紳士!寧ろミシェルしか見てない!
    従者としては正しいけどそれただのホモなのでは……?
    というか超優良物件のノーブルさんに一切手を出さないのは何ででしょうね?
    やはりホモを隠すためのファッションセクハラ!
    ……なるほどなるほど。
    繰り言はともかく、ハーバルさん女→男とかいうせいで両方脱がせ方熟知してる医者として凄い天賦の力ですね。
    男になったのは不本意みたいですがね…


    兎園小説:邪神に神楽の舞踏会を

    トラウム号 礼拝室 昼

    ミシェル「よし…怪我も治ったし、まぁ仕事も出来れば大丈夫そうですね…今日はこんなもんですか」
    レクス「おや……もう完治したようで何よりだ」(扉を開けて入ってきて)
    ミシェル「レクスさん、先のはどうも。…あの程度ではまだね、ミオナも苦しかったようですし、私が弱音は吐けないですよ」
    レクス 「……あの時は流石にやり過ぎたかと思ったが…その後の試合を思えば要らぬ心配だったな」
    ミシェル「ええ、別に手心入れた訳じゃあないですし。相手が相手でしたからね、仕方ないですよ」
    レクス「……あの時は我も懐かしき冥府が見えたような気がしたぞ」
    ミオナ「あーいたいた。やっぱりここだったわね。とりあえずは、二人ともこの前はお疲れさまー」
    ミシェル「人死にが出なかっただけ重畳です。……ミオナ、もう身体は大丈夫ですか?」
    ノーブル「すまなかったな。本当は二人とも守るつもりだったのだが…」(ミオナの上から影を作るように入ってくる)
    レクス「…いや、アレだけの攻撃、守るにも限度があるだろう」
    ノーブル「レクス殿…気遣い感謝する。……だが私は、人々を守る盾だ。…あの時、あの瞬間。その使命を果たせなかった…」
    ミシェル「旦那もちったぁ手加減すりゃいいものを…ったく…。…すみません、神の御前で言葉が乱れてしまって」
    ノーブル「神…そうだな」
    ノーブル「……神よ!私は懺悔しにきたぞ!」(声がでかくなる)
    ノーブル「あの時、使命を果たせなかった事を悔いている!…だからこそ、今度は…今度こそは守り抜く!あなたの愛する…いや私が愛する皆を守るために!!」
    サティ「ひぇっ…!?びっくりした…あ、えっと…こんにちは…です…」
    ミシェル「っ…ぁー…相変わらずの声量ですね…。サティさんも、御機嫌よう。真昼間から賑やかですみませんね」
    ミオナ「…で、お兄ちゃんは懺悔することは?」(サティさんをちらっと見やり)
    ノーブル「おや、巫術士殿こんにちは」
    ミシェル「……既にその懺悔は済んでいますが…ミオナの前じゃ無いと意味がないですね…」
    サティ「ひっ…ミオナさん……そう、ですよね…そりゃ居ますよね…ええと…ミシェルさん…この前は…再び…ごめんなさい…です」
    ミシェル「…主よ、愛する人の居る身で不浄を働いた事をお赦し下さい……すまない…ミオナ」神様の目の前で惚気る不届け物がいるらしい
    レクス「……我もお前には思うところが無いではないが…まあ、いいか」(サティを少し見て)
    サティ「ひぇっ…れ、れ、レクスさん、も…居た、のです、か…」(隠れ気味に
    ノーブル「巫術士殿、なぜ私の後ろに隠れる?」(困惑しつつ)
    ミオナ「感情でだけじゃない、術であってのことだとは分かってるわ。でもね、でも…」
    ミシェル「…ミオナ…」
    サティ「うう…やっぱり…わたし…皆さんに迷惑ばかりかけて…」
    ミオナ「理解はできても納得はできないものだから…。忘れないでね、絶対」
    ミシェル「…大丈夫…ミオナを愛してる事は、絶対、忘れないから…な」
    ミオナ「ま、いざとなっても忘れさせないけどねっ。ふふ、楽しみにしとくといいわ」
    サティ 「うぅー…ややこしくさせてごめんなさい…」
    レクス「お前が迷惑というよりは、あの術がどうにかならんかと思ってな…代償が伴う術は数多くあるが、どうにもあの術は代償が…奇妙というか」
    ノーブル「…巫術か…」
    レクス「大きい精神エネルギー、つまりは羞恥心を利用した術なのではないか、と我は考えているのだが…」
    ノーブル「ほぉ…?」
    ノーブル「あの時…対峙した巫術士殿を含め、ノータリン、ミシェル、ケメロヴォが脱いだ。その時の羞恥心が巫術の力になる…と?」
    レクス「我もそうだが、大体の術は精神力によって行使されているからな…。生命力を変換する術や、そもそも理論が異なるものもあるが…」
    レクス 「感情変化によって一時的に膨れ上がった精神力を使うことによって少ない精神力の消費で強い効力を発揮する…そう考えればまだ納得ができる」
    ノーブル「その考えが正しいならば、ノータリンが脱いだのは意味があったのか?…明らかに羞恥心がなかったように見えるが」
    レクス「……どうなのだろうなぁ。比較して実験すれば分かるのかも知れないが…少なくともそういうのを喜ぶ神がいるというよりは現実的ではないか?」
    サティ「うぅ…わ、わたしにも原理はよく分からないのです…」
    ノーブル「実験か…巫術士殿自身もよくわからない術とは…」
    レクス「……正直、術者や回りの者を辱めることを喜ぶ神というのはその…なんだ、邪教の神のような気がするのだが…」
    ノーブル「いろんな神がいるものだな…」
    ミシェル「さあ…邪教崇拝も一応この世界あるみたいではありますけど…。実際巫術自体そういう邪術では無い気はしますがね」
    レクス「……ふむ。…よくよく考えれば我の存在自体、こちらの宗教に引っかかるのだろうか…?」
    ミシェル「どうでしょうね、Arcadia自体いくつも宗派がありますし、私もその全てを把握してはいませんが…冥府という信仰概念はありますしね」
    レクス「我のいた世界に比べて竜に関する話もあまり見ないからな…」
    ミシェル「…竜は…そうですね、確かに竜信仰はありますよ。極々少数な上、あくまで童話の存在ですから…少し何ですが」
    レクス「やはりそういうものか……少し寂しくはあるな」(自分の頭の角を撫でながら)
    ミシェル「恐らく、ずっと昔は…ここまで世界が荒廃してなければ、多くの宗教対象に竜が上がっていたでしょうし。宗教というのはそういうものですよ」
    ミシェル「信仰も人も、うつろうもの…ですからね」
    レクス「……世界は違えど、人の心は同じ、か」
    ノーブル「ならば……皆で頑張らねばならんな!」(二人の肩を抱く
    レクス「そうだな…我も今は肉の身体を持った定命の身、これを機に生と死について見つめ直せということなのかも知れん」
    ミシェル「わわっ…ノーブルさん…そう、ですね。布教はそうですが、それよりも私達にはやる事がありますしね…」(苦しそう
    レクス「……ふむ、そのあたりも話し合うべきなのかも知れんな…。どうだ?これから我と一緒に食事でもしながら語り合おうではないか」
    ノーブル「良い提案だ!あのレクス殿とエリスの連携の強さの秘密も聞いてみたかったしな!」
    ミシェル「…食事…ですか、私は構いませんが…掃除も終わってますし。…ミオナ、一緒に来るかい?」
    ミオナ「うん、一緒にいこっ」
    ノーブル「私も誰かとあのような圧倒的な強さを揮ってみたいものだ…」(ウットリ
    サティ「ぅぅ…いいですもん…わたしはお部屋に戻ってシラユキさんとロヴォくんに慰めて貰いますもん…」
    ノーブル「ん?ケメロヴォ?なんだ、ノータリンの部屋にいないと思ったら巫術士殿の部屋に引っ越したのか?」
    ミシェル「シラユキさんも、見ないと思ったらサティさんの所に居たんですね…」
    サティ「ええ、そうなのです……連れ戻さないでくださいね…?」
    ノーブル「連れ戻す理由はないが…?」
    ノーブル「なんだ、連れ戻すフリでもしておけばよかったのか?」
    サティ「ひぃっ…わたしの癒やしなのです…全力で抵抗しますよ…術を使うことも厭わないですよ…」
    ミシェル「…無粋なのは、そこまでですよ。神の御前ですから、続きは今度、です」
    ノーブル 「はははっ!いや、さっきも言った通り連れ戻す理由はない。安心しろ」
    サティ「うぅ、もう…驚かせないで下さいよぅ…」

    感想:
    人前を憚らずいちゃつかれると鬱陶しいあれ。
    ………いやあれですよ。PC同士で恋愛ロールは推奨で寧ろもっとやってください何だけどね、ログを読み返しリプレイを作りつつ、手打ちで打ち込んでる時の日常会話にノロケが入ってきた時の謎のイラッ☆感がですね。
    わかって!この謎のモヤモヤ感わかって!
    っとちょっとした同意を求める意見はともかくですね。
    術関係についてですが、名前(聖とか玉髄)に関しては名前を変える絶対性を作った以上ふざけてはいるんですが、
    ジャンル(魔術・妖術・幻術とかとか)については設定をきちんと設定しています。
    キャンペーンには少しだけ関わりがあります。といっても想像力の延長みたいなくらいですけど。
    いつか明かせる時が来ると嬉しいですね……。いつになるかな……。

    宝探しRTA

    トラウム号 何処か

    アナウンス「はーい!こんにちは!皆様のお耳の恋人!爆破犯ハイクです!突然で申し訳ありませんが、ゲームをしましょう!ゲーム!みんな好きですよね?トランプで眉間に突き刺したり、チェスでリアルバトルとかよくありますよね!!そういうやつです!」
    アナウンス「今回はお友達の大切なものを見つけてもらいたいと思います!報酬はお金と真名の加護!」
    アナウンス「と、いうことで!たまたま同じ部屋にお集まりで、4人組作って-って感じでチームを作っていただきます!不正禁止!ミテマスヨー<●><●>」
    アナウンス「チームを組んで友人を誰も見つけられない
    プギャー!m9(^Д^ )m9(^Д^)9m( ^Д^)9mプギャー! 
    っていう愚かなはずは無いと信じたいですが、一応時間設定をしてあげますね!
    いや~なんて優しいんでしょう私! 星が沈むまでにおねがいしますね!」煽り全一
    アナウンス「では!スタート!」


    アルマ「……なんていうか、唐突過ぎてついていけてないのって私だけ?」
    コメット「奇遇だねぇ…僕もだよ」
    アルマ「お友達とやらが誰を指すのかも分からないし…どうしようか」
    ミオナ「とりあえず探してみましょ?なに探せばいいのかわからないけど」
    ノーブル「大切なもの探し…?そんなに大切なものをなくすとは…整理整頓が行き届いていないな」
    >コメット 所属知識で判定
     成功!
    >所属知識 物を隠しやすいような場所なんてない。自分が毎日掃除してるはずだ。人が通らないのは倉庫だが、この前点検したはず
    >アルマ 啓示で判定
     失敗
    >啓示 お友達=真名持ちとみて間違いないだろう
    >ミオナ 魔術感知で判定
     成功!
    >魔術感知 食堂に魔法反応アリ!
    >ノーブル 記憶術で判定
     失敗
    ミオナ「ふんふん、食堂の方からちょっと違う何かを感じるわ。行ってみよー」
    アルマ「んー、じゃあとりあえずは食堂、行ってみる?」
    コメット「特別隠し通せる場所が無いなら、普段から使用してる場所にあるかもねー。行ってみようかー」
    ノーブル「さすがにどういうものかわからない事にはわからんな…ここは皆に従おう」

    トラウム号 食堂

    >カミカゼとレゾンブルが仕込みをしている
    >ミオナ 魔術感知で判定
     成功!
    >アルマ 偽装で判定
     失敗
    >魔術感知 厨房から感じる
    >偽装 隠した形跡はあるみたいだ
    アルマ「隠した形跡はあるけど…うーん、わかんないや」
    >コメット 潜伏で同じ視点に立つ
     成功!
    >潜伏 食堂の厨房から紙を見つけた。カミカゼに覗き扱いされた
    コメット「こういう場所に何か隠したってことは、逆にどこなら隠しやすいかって考えてみると…って、あ、ごめんね~」カミカゼ「ヴィントに後で報告するから」
    コメット「お、あったあった…んー?」
    ノーブル「ん?コメットなにかあったのか?」
    >我が名はカラット・サガトア! 私の分身を何処かに置いたわ!見つけてみなさい!
    コメット「うん。あったにはあったね~。多分お友達ってことなんだろうけどね」みんなに見せます
    アルマ「……分身?」
    ミオナ「この人が誰なのかがわかれば、きっとあともう一息…」
    ノーブル「で、このカラット・サガトアとは誰だ?」
    コメット「さぁね~。ハイク氏かライム氏のってことだとは思うけど、僕はサッパリだなぁ」
    ノーブル「そうか。だがつまりこの方を見つければいいのだな?」
    コメット「大切なもの、が探すものだけどこの人を見つけるのも一つの手かなー」
    >ノーブル 世間話で判定
     成功!
    レゾン「先程、青い髪の見ない女性が訓練場に行きましたよ?お知り合いですか?」
    ノーブル「ありがとう、青い髪の方か。…という訳だ、訓練所に行ってみるか?」
    コメット「…青い髪?まさか…いや、流石にこの飛空艇に入り込むなんて芸当は…いや、でも…」
    アルマ「訓練所…訓練所ねぇ…」
    ミオナ「そうね…気になるけど、行って確かめてみるのが早いかな?」
    コメット「…そうだね、他に情報もないし、ありがたく頂いておこう。ありがとう、看板娘さん」
    レン「いえいえー!今日は春キャベツの肉包ですよ!お早めに戻ってきてくださいねー!」
    ノーブル「おお!冷めないうちに頂かねば…」


    ミシェル「ミオナと別れたけどまぁ…全く要領を得ないな…。現状、ノーキンの言う通りなんだけれど」
    コスモ「まぁ、どうにかなるだろう。」
    サティ「なんというか…すごいテンションでしたね…まぁとりあえず、探してみましょう…」
    コスモ「まぁ、何にもヒント無しとは思えないけども…ふむぅ…」
    >ノーキン 捜索で判定
     成功!
    >捜索 どうやらハイクが隠したというより、元々どこかにあったやつを再び発見するみたいだ
    ノーキン「ハイクは隠したとは言ってたけど、何をだろうかぁ?マスターなにか心当たりはありませんかねぇ?w」
    サティ「お友達の大切なもの、って言ってましたけど…お友達ってどなたなのでしょうか」
    ノーキン「…ハッハーンwそういうことかぁwサティちゃん考え方を少し変えようw『お友達は誰か』じゃない、『誰かお友達の大事な物』を見つければいいのさぁw」
    ノーキン「なにか面白そうな『大事な物』を持っている僕たち誰かのソレを見つけ出せばいいんだよぉw」
    >ミシェル 見回りで判定
     成功!
    >ケメロヴォ 観察力で判定
     失敗
    >見回り この前みんなでトラウム号を掃除したはずだ。あの頃から変わった様子は伺えない
    >観察力 変わった様子は見受けられない
    ミシェル「ふーん…別段、何かを大きく動かした…隠したとかは無さそうですね…そこまで大型ではなさそうですか…」
    コスモ「見た感じなぁ…うぅーん」
    >サティ 記憶術で判定
     ファンブル!
    >記憶術 ロヴォくんでキスを思い出してしまいそれどころではない
    ノーキン「つまぁり!『誰か』をサティちゃんと仮定してサティちゃんの大事な物を暴き出せばいいんだ!目指すはサティちゃんの衣装ダンス下から2段目!!!」
    コスモ「デカ物、ヤメロォ!」
    ミシェル「ノーキン、探してるものが違う…真面目にやらないと遅れをとりますよ…」(溜息
    サティ「ん……何考えてるのわたし…って、え、いやいや、なんでわたしの…!?」
    ノーキン「でもマスター、ハイクはココを探せなんて言ってませんよぉ?トラウム号内部すべてが捜索範囲です。お友達についても限定はしていません」
    ミシェル「まぁそれもそうだけどな…お友達…あの魔女?な訳ねぇか…多分どっかから引っ張ってきた感じもしないしな」
    >サティ 霊感で判定
     成功!
    >霊感 食堂から感じる
    サティ「…んん…?だ、大事なものかは分かりませんが…食堂から何かを感じます…」
    ノーキン「なら行くしかない!なにもヒントがないなら直感を信じるまでさぁw」
    コスモ「感じる……か。行ってみようか、第六感も頼りさ。」
    ミシェル「食堂…?…まぁ、確かに物を隠すなら林の中ではあるしな。行くか」


    トラウム号 模擬戦部屋

    >ラウンドが設備点検をしている
    アルマ「お、点検ご苦労様ー」
    コメット「おー、仕事してるー。お疲れ様―」
    ラウンド「ああ。もう少ししたら新しい機能が試せそうなんだ!お邪魔なら私は失礼するよ」
    アルマ「ほほう…それは楽しみだなぁ…」
    >コメット 交渉で判定
     成功!
    >ノーブル 見回りで判定
     成功!
    >アルマ 電子工学で判定
     成功!
    >見回り 他には誰もいないようだ
    >電子工学 安全装置らしい。出先で死亡すると死体だけワープさせる機能らしい
    コメット「いや、その前に少しいいかい?ハイク氏やライム氏にも関わることだろうから、君も関わってると思うんだけどね」
    ラウンド「んー?ああ!ライムさんの知り合いの人が来てこれを次来た人に渡してくれって」
    コメット「これは?」
    ラウンド「さあ…?私は渡してくれって言われただけだしな」
    コメット「なるほど、ありがとう。ところでその知り合いって、青い髪の子だった?」
    ラウンド「青髪ではあったよ。初めて見る子だけどね」
    コメット「やっぱりか。何度もありがとう、ヴィントにちゃんと仕事してたって報告しておくよ」
    >紙 「カラット・サガトアだよ!早いね!次は詰所に行くよ!追いついてね!」
    ノーブル「ふ~む…他には誰もいないか」
    アルマ「……この回路がこうなって……ああ、なるほど。安全装置ってわけね」
    ノーブル「また紙か…しかしこれでは追いかけっこだな」
    ミオナ「追いつく…?たどっていけばいいのかしら」
    ノーブル「ん?待てよ?追いかけっこ?つまり、逃げているのか」
    アルマ「まあ、この装置さえあれば死んでも弔われないなんてことはないからいいかもね…」
    ラウンド「そう言ってくれると嬉しいよ。……納得はしても、理解はされないからね」
    コメット「さて、それじゃ詰所に向かおうか」


    トラウム号 食堂

    >カミカゼとレンちゃんが仕込みをしている。コメット達がどこかに行くのが背中に見えた
    ミシェル 「……旦那…?…まさかな…」
    ノーキン「ハッハーw食べたばかりのような気がしないでもないけどお腹すいてきちゃうねぇwさぁてどこをどう探してみようかぁw」
    >ノーキン 世間話で判定
     失敗
    ノーキン「ハッハーレンちゃん今日も可愛いねぇーw晩御飯なにー?w」
    レゾン「今日は春キャベツの肉包ですよ!…そういえば、カミカゼさんのスカートをさっきコメットさんが覗いてましたよ…?どうしてかはわかりませんが」
    コスモ「えっ……」
    ミシェル「あの旦那…宗教的に仕留めるべきか…」人のことを言えるのだろうか…?
    サティ「えっ…コメットさん…」
    コスモ「斬り捨てたほうがいいか……?」
    ノーキン「…久しぶりにキレちまったよ…屋外行こうぜ旦那…」
    サティ「…ひ、ひ、ひとまずそれは置いておいて…何かないか探しましょう…」
    ミシェル「…だな…立ち止まってもしょうがない…」
    >ケメロヴォ 偽装で判定
     成功!
    >偽装 カミカゼが眉間に少し皺をよせながら料理をしている。見た感じ偽装をするならあの辺りしかなさそうなのだが…
    コスモ「ふぅむ……どうしたものか…」(独り言
    ノーキン「サティちゃん、どこからソノなに?怪しい匂いってのはどこら辺からするんだい?w」
    >ミシェル 捜索で判定
     成功!
    >カミカゼさんのスカートの下に紙が落ちているのを発見した! カミカゼさんにまた覗きですか…と呆れられつつ紙を手に入れた!
    ミシェル「ん…申し訳ない、カミカゼさん。そういう厄介ごとなので…」
    カミカゼ「コメットもそんなこと言ってたよ。男の子だねぇ。キミも」
    ノーキン「マスター…」宗教的に仕留められそうなミシェル
    サティ「こ、コメットさんたちは…恐らくそれを見るために…ですかね、どうやら先を越されているみたいですね…」
    >我が名はカラット・サガトア! 私の分身を何処かに置いたわ!見つけてみなさい!
    ミシェル「……カラット・サガトア…分身を何処かに置いた…?…単なる挑戦状か…?」
    ノーキン「おやぁ?wマスター、カミカゼさんのスカートの中に何か書いてあったのですかぁ?w」
    ミシェル「ただの紙切れだよ、ノーキンも読んで…いや、大した内容はねぇんだが」(紙切れ渡します
    ノーキン「ふむふむwなぁるほどwこれで誰の何を探すってのは判明したわけだぁw、あとはソレが何処かってことだねぇw」
    ミシェル「しかし、完全に後追いだな…モノは判ったとはいえ…」
    サティ「どうやらこの紙から霊力を感じますね…しかし、また何処を探すか…」
    コスモ「分身を置いた…か…。生憎ボクは霊感は弱くてねぇ…」
    ノーキン「簡単だよぉwコメットの旦那もこの紙を見たんだろぉw?旦那の後を追えば目的が同じなら結果オーライさぁw」
    >サティ オカルト知識で判定
     失敗
    >オカルト知識 東方出身のシラユキさん曰く、私の地元では妖怪が跋扈していてどうとか言っていたけど……なんだっけ?
    サティ「分身…分身…んー…シラユキさんに何かそんな話を聞いたような気がしたけれど…なんだったっけ…」
    ミシェル「シラユキさんが…?…ああ、そういえばあの人妖怪でしたね…その手の話はしてそうですが…思い出せないのなら仕方ないですね…」
    ノーキン「マスター、僕からは旦那の後を追うのが近道だと提案させていただきますw」
    ミシェル「後追いして出し抜くのか?…小汚いけどまぁ…異論はねぇがな…可能なら、だが」
    サティ「とりあえず…分身になりそうなものを…探してみるしか無いですね…」
    コスモ「分身になりそうなものか…」
    ノーキン「んーwでは!シラユキさんの話が思い出せないのなら本人に聞きに行けばいいんじゃあないですかねぇw?今日はお部屋にいらっしゃるのではぁw?」
    ミシェル「それもそうか…。じゃあ行ってみるか」


    トラウム号 詰所

    >ティアル達が装備を磨いている
    >ノーブル 捜索で判定
     失敗
    >コメット ティアルに交渉で判定
     成功!
    ノーブル 「とりあえず例の如く紙を探してみるか?」ゴソゴソ
    コメット「フェアリー、少しいいかなー?」
    ティアル「私にわかることならなんでも聞いてくださいね!いつも言ってますが浮気はダメですよ!…あっでも私なら…」
    アルマ「……まあ、一夫多妻についてはとやかく言わないけどねぇ…」
    コメット「いやそうじゃなくてさ…青髪の子見かけなかった?それか何か隠してたりとか」
    ティアル「いいえ…?見てませんが…?その方がどうかしたのですか?」
    コメット「あれー?いやさ、ハイク氏の遊びに付き合わされてるって感じかなぁ。それで青髪の子、カラット・サガトアって子かその子の大切なものを探してるんだけどねー」
    ティアル「セ、セクハラですよ!セクハラ!でも、それだったらこんなところより直接ハイクさんやライムさんに聞けばいいんじゃないんですか?」
    コメット「見かけてたらねぇ。彼女たちがどこに居るかわかる?」
    ティアル「今ならラウンジにでもいるんじゃないんですかね?ピアノとか置いてるとこですよ。ライムさんの曲好きなんですよね!かっこよくて!」ラストオカルティズムとか弾いてそう
    コメット「ラウンジか。ピアノ弾くんだねぇ、驚きだ。ありがとうフェアリ、助かるよ」
    ノーブル「見当たらんな…」
    >アルマ 情報分析で判定
     成功!
    >情報分析 かくれんぼと鬼ごっこをしているような気分だ。恐らくだが、先回りが必要だろう
    アルマ「……逃げ回られてる感じだからねぇ…先回りできればいいんだけど」
    ノーブル「しかし…どうする?このままでは後手でしか動けんぞ」
    ノーブル「手がかりがいまいち見つからなかったな。もしかして追い越してしまったか?」
    コメット「ところでフェアリ、君達っていつからここに居たの?」
    ティアル「えっと、星が明星の頃ですので……かなりいると思います。もうすぐ星も沈みそうですし」
    コメット「そんなにかぁ。ということは追い越した可能性も無いとは言えないのか。ありがとうね」
    ノーブル「ここに来ると書いてあったな。ではやはり追い越してしまったのか…?」
    >ミオナ 天運で判定
     失敗
    >コメット 霊感で判定
     失敗
    >霊感 この飛空船にいるのは間違いないのではあるのだが、いまいち場所を絞り切れない
    アルマ「うーん…分身…分身って書いてあったよねぇ…」
    コメット「んー…困ったねぇ」
    アルマ「アルマ殿、なにか掴めそうか?」
    >アルマ 魔術感知で判定
     失敗
    >魔術感知 わからなかった
    アルマ「……うーん…術の反応が……あるような…ないような……」
    >ノーブル 見回りで判定
     成功!
    >見回り ハイクが自室に戻っていくのが見えた
    ノーブル「おや、あれはハイク殿か?」
    アルマ「締め上げて聞く?」
    ミオナ「そうしようか?締める必要まではないと思うけど…」
    コメット「んー、あんまり期待はできないけど、ここは行ってみようか」
    コメット「それじゃあね~」
    ノーブル「夕飯は春キャベツの肉包らしいぞ~」
    ティアル「いつでも会いに来てくれていいんですよ!」


    トラウム号 サティの部屋

    ノーキン「サティちゃんのお部屋だぁ!衣装ダンスの下から2段目!ここに答えがあるはずだ!!!」
    コスモ「デカ物やめぇい!」
    ミシェル「ノーキン、およしなさい…下手したらヴィントさんに怒られますから…」
    サティ「か、か、勝手に人のタンスをみないでくださぃぃ…! シ、シラユキさん、こんにちは、です」
    シラユキ「こんばんわ。どうしたの?いっぱいつれて」
    >サティ 信用で判定
     成功!
    サティ「ええと…ちょっとまたお話を聞きたくて。この前聞いた東方の地元の妖怪のお話、もう一度聞かせてくれませんか…?」
    シラユキ「ああ。あの時の話ね。えっと、私達東国では妖怪っていう存在が跋扈しているの。その中で分身を使えるのはタヌキの変異種、物の変異種、キツネの変異種の3パターンね。私は分身は出来ないけど、物の変異種にあたるわ」(苦笑しつつ
    サティ「ふむふむ、なるほど…ありがとうございます、シラユキさん!」
    コスモ「ふむ…どうもありがとう」
    ノーキン「ほほぉwそれは貴重な情報だぁw探すものは分身、そして分身が使える所謂犯人が絞られたぁw、そうすれば犯人の行動特徴を調べれば宝のありかはわかるはずだぁw」
    ミシェル「たしか付喪神、でしたか。耳慣れない物ですが…だとすれば、妖怪…狐と狸、それに物…か。有難うございます、シラユキさん」
    ノーキン「その所謂犯人の名前はカラット・サガトアさんと言う、名前からそのうちどれに属するか解らないものですかねぇw」
    >ミシェル 質問で判定
     成功!
    ミシェル「シラユキさん、この名前…カラット・サガトアっていう…聞き覚え、ありませんか?」
    シラユキ「はぁ……そんなことも忘れたんですか?物の変異種…要は付喪神ですが、使って欲しいという願望を叶えるために動きます。カラットさん…は知りませんね」
    ノーキン「…少し推理してみましょうかぁw今回のはハイクが企てた企画ですが挑戦状はカラットさんからです、その挑戦状があったのは調理場、おそらくカラットさんは調理場でつまみ食いをしていたからそこに手紙を落としたのです、先ほどの分身が使える三種族のウチ、つまみ食いをするような種族はw?」
    シラユキ「全部出来ますね。人じゃなくて物や動物だと可能じゃないのでしょうか」
    ノーキン「はいwありがとうございましたーw」
    ミシェル「願望の為…ですか。…ありがとうございます、ノーキン、結局捜索対象はあんまり変わってねぇな…」
    サティ「使って欲しい…ですか…となると、分身というのは…この飛空艇であんまし使われていないもの…なのかなぁ…?」
    コスモ「使われてないもの…お友達の大切なもの…うーん」
    ノーキン「…!なるほどぉ!そういうことですかぁwだから誰かに見つけてもらうという内容のオリエンテーションを企てたというわけですねぇwならぜひ探してあげようじゃあないかぁw」
    >ノーキン 所属知識で判定
     成功!
    >ケメロヴォ 潜伏で判定
     失敗
    >所属知識 この前掃除をしたので使っていないのは処分したはず…
    ノーキン「…この前ノーブルと艦内清掃強行軍なんとかって奴をしたときに使っていないものは全て処分したはずだから、使ってないものってのは無いはずだなぁw」
    サティ「うーん…となると…逆にもっと使って欲しいとか…?…ううん…ともかく探すしか…」
    ミシェル「全く使ってない物はもう無い?か…だとすると…物の…だけじゃなく、願望…か…」
    コスモ「うぬぅ…」
    >サティ 記憶術で判定
     成功!
    >武器って最近手入れしてたっけ…?
    サティ「使って、欲しい……そういえば、最近…武器の手入れをしていないような…」
    ミシェル「武器…成程ね、心当たりあるのなら行ってみようか」
    ノーキン「よしじゃあソコだぁ!行こう!」


    トラウム号 ハイク・ライム 自室

    >ハイクが見慣れない機械をいじっている。ライムはどうやらいないようだ
    コメット「失礼するよハイク氏~」
    ハイク「もうすぐ星も降りますよ。どうです?私の友人は見つけることが出来ました?」
    コメット「残念ながら、だねぇ。全くだよー。だから君から何か情報が手に入ればっ、てね」
    ミオナ「わからないよー。ヒント頂戴!」
    >アルマ 電子工学で判定
     成功!
    >電子工学 飛空船内に声を届かせる機械のようだ。先ほどの声はこれが原因らしい
    ハイク「そうですね……私と一緒で真名が隠れているっていうのもありますが、もしかして追いかけても見失ったのではありませんか?」
    コメット「追いかけても見失った、というと?深追いしてしまったってことなのかなぁ」
    アルマ「ん?面白そうなもの弄ってるねぇ…」
    >コメット 導引で判定
     失敗
    >ノーブル 声色で判定
     失敗
    >ミオナ 信用で判定
     成功!
    アルマ「ふーん…さっきの声はこれでやったのかな。飛空船内に声が響くようになってるし」
    ミオナ「もうちょっと、教えてくれたらうれしいんだけどなー…?」ウワメヅカイー
    ハイク「そうですねえ……友達は武器なんですよ。それ以上はダメです♪」
    ミオナ「は、え、武器…?」
    コメット「友達、か。そうなるとライム氏に当たるのも下策かな…」
    >このタイミングでカラットのアナグラムと推理が完全にバレる
    ノーブル「武器…?ん?そういえば先ほど詰所でティアルたちが装備を磨いていたな…」
    ノーブル「紛れていたとか言わんだろうな…はははっ!それはないか!」
    アルマ「武器…意思を持つ武器?」
    コメット「付喪神、って言ったっけ。指揮者さんがそうだったかな」
    アルマ「どこかの国では自分の武器を自分の分身とか魂とか言うらしいけど…そういうこと?」
    ハイク「……武器とはいっても、友人は傘ですよ。見つけに行ってあげてくださいね」
    アルマ「……傘、ねえ」
    コメット「ありがとう、ハイク氏。少し、分かった気がするよ」
    ミオナ「傘…が友人。で、武器…?あ、ありがとうね…探してみるわ・・・」
    アルマ「なーんか、振り回されてる感じがするなぁ…」


    トラウム号 詰所

    >ティアル達が装備を磨いている
    ノーキン「ヤッハローwティアルちゃぁんw今日もキュートだねぇwそれは自分の相棒かぁいw?」
    ティアル「そうですよ!相棒のレイピアのレイちゃんです!」
    ノーキン「ハッハハーwそいつぁw頼もしい名前だwところでここにある武器達はこの船の全員分なのかなぁ?w」
    ティアル「そうですね。ヴィント様の指令で手入れしてたんです」
    >ミシェル 質問で判定
     失敗
    >ノーキン 専門A【武器知識】 で判定
     成功!
    >武器知識 順番にピカピカにされてますね。変なものは見受けられません
    >ケメロヴォ 記憶術で判定
     成功!
    >記憶術 どれも同じに見える
    >コメット達が合流
    ノーブル「ノータリンたちがいるな…これはひょっとするかもな」
    >ノーブル 捜索で判定
     成功!
    >捜索 見つけました
    ノーブル「…あった。これか?」
    >傘が変形して、女の子に代わる
    カラット「わぁ!びっくりした?」
    ノーブル「うわっ!?なんだ!?」(落とさないようにしっかりとお姫様だっこで支える
    コメット「わーびっくりしたびっくりしたー」
    カラット「キャー変態よー!助けてー!」
    ミシェル「……物が…?成程、だからシラユキさんがあー言ってたんですね…」
    アルマ「…人型に変わる傘……魔術?いや違う……もっと別の…そういう生物…?」
    コスモ「あぁ…そういうことかぁ…」
    ミオナ「えっ、傘が人に…!?」
    ノーキン「おやぁwなんだいなんだいw?どこに変態だってぇ!?」
    ノーブル「変態とはなんだ!?」(困惑)
    コメット「付喪神ってことらしいねー。ホントに物に化けるんだねぇ」
    ノーキン「なぁんだw傘が人に変体したのかぁw」
    ミシェル「これでこの船の付喪神は二人でしょうか、まぁまだ探せば居そうですけれど。…こういうもの、結構ありますしね」
    >お姫様だっこから降ろします
    カラット「私はカラット・サガトア Carat・Sagatoa だよ!ハイクちゃんに案内されたんだ!」
    コメット「んー。とりあえずこれで終わりかなー。そりゃフェアリ達も見てないはずだ、既に居たんじゃあねぇ」
    ノーキン「ということは…、お友達ってのはハイクのお友達だったのかぁw」
    アルマ「……内臓はヒトと同じなのかなぁ…傘の時に分解しても人型になれるのかも気になるし…」(ニヤニヤと悪寒を感じるような笑顔を浮かべながら)
    ミオナ「ねぇ、あなた…カラットさん?どうなってるの…」(ツンツン
    サティ「ほへー…あそこまで化けられるものなのですね…分からなかったです…残念…」
    ノーブル「こら、ミオナ。興味津々なのはいいがいきなり触るのは失礼だぞ」(優しく叱りつける
    ミシェル「まぁ、食堂で後追いになった時にちょっとばっか後手に回ってたしな。…仕方ねぇさ」
    カラット「やめてー触らないでー!? えっと…ハイクちゃんとの契約で見つけた4人組は教えてくれるかな?」
    コメット「契約ってまた物騒な言葉だねぇ。」手を上げる
    ノーブル「私も含めて、そこの4人だな」
    カラット「じゃあ私の加護をくらえー!」 追加D+1永続バフ
    カラット「私は武器の加護を持った多々良小傘の魂を少し持ってます!武器を大切にしてくださいね!」
    コメット「武器の加護、ね。なるほど、ありがとうカラット・サガトア。」
    カラット「うわぁ…フルネームで呼ぶのはやめてほしいですね!名前でよろしくね!」
    コメット「そう?それじゃ改めてよろしく、カラット氏」
    ミシェル「旦那は相変わらず律儀なもんだな…まぁいいや、おめっとさん…かね」
    コメット「これも人付き合い…うん、人付き合いと責務からくるものだよ。一応組織の人間だしね、これでもさ~」
    アルマ「…まあそれはそれとして…ちょっと身体の中身がどうなってるのか知りたいんだけど…」(カラットの肩をがっしり掴みます)
    ミオナ「触らなきゃいいのよね?ミオにも見せて!」
    カラット「じゃあはーなーしーてー! 私はみんなに迷惑かけたお詫びのお金をとりに行かないとダメなの!」
    アルマ「大丈夫今実験中の局部麻酔薬使うから痛くないしすぐ終わるから!ちょっと切ってみるだけだから!」(笑顔で)
    カラット「もう!ハイク-!来ないと武器補正あげないよ-!!!!」
    サティ「ふー…今日は歩きまわって疲れました…ゆっくり寝なきゃ…」
    ノーキン「迷惑ぅ?ハッハハーw楽しいオリエテーションだったよぉwこんなにも可愛いゴールが待っていたしねぇw」
    ミシェル 「まぁいい運動でしょう…動かした物は戻さないといけませんがね」
    >ノーブル 誘惑で判定
     失敗
    アルマ「ねー、いいでしょー?大丈夫だってちょっと内臓が短くなったりするかもしれないけどちゃんと治療するから肌には傷も残らないしー」(カラットの肩に手を回して)
    ハイク「アルマさんそこまでですね。武器の重さ100倍にされても文句は言えませんよ」
    ノーキン「まぁまぁwアルマちゃんwカラットちゃんの身体に興味があるのは君だけじゃあないんだからぁwそのくらいにしておきなってぇw」
    ノーブル「こらこら、皆カラット殿で遊ぶな」(とりあえず自分の後ろに隠れさせて庇う
    カラット「じゃあこれからもよろしく!また後でね」 脱兎の如く
    アルマ「うえー……じゃあそれ以外で健康状態とか調べたいから…そういうのは、駄目?」
    カラット「ダメ!それ以上近づくと弾全部出ないようにするからね…!」
    ノーキン「僕の健康状態ならいつでもチェックおーけーだよぉ!ほら見てぇ!もうこんなに!!」
    アルマ「……ちぇっ、残念……っとォ!」(ノーキンの股間を蹴り上げる)
    コメット「はいはいそこまでー。役目なんだから全うさせてあげてねー」
    ミオナ「またね、これからよろしく」(ニッコリ

    感想:
    小傘ちゃんの力を持った子が出てきました。カラットちゃんですね。
    バレちゃったのは魔理沙・阿求・菫子に続いて4人目ですね。
    一応ですが、Tatara Kogasa のアナグラムになっています。今回は早めにバレてしまいましたね。
    見つけたチームの差はこの辺りだったのかもしれません。
    レジェンドの方々は、名前を呼ぶのではなく、相手を認めさせると姿形を変形させます。
    ファンタジーキャラがアナグラムとはいえ、東方の住人名を知っているっていうのは常識的に考えづらいですし…
    遺跡の時がおかしいというかあの時点でバレるものではないというか…
    そもそもあれもミオナ以外は出来ない荒業だしで……
    あくまでメタ知識としてご利用ください。
    レジェンドの判別は今回も含めて基本的にはサブイベントになっています。
    判明させるとシナリオ展開や、追加効果などがとてもよくなりますが、本筋がこれ一本!
    っというわけではないですしね。
    実はまだ判明してないだけで他にもいるんですけどね。(知ってた
    20人いる予定です。3分の1くらいはでたでしょうか。

    兎園小説:白露に堕ちゆ彗星は何処に

    シラユキ「昨日のはなんだったのかしら……結局、私の同族が一人増えた…ってことみたいね…いまいち実感沸かないけど…」
    コメット「そんなところで黄昏てると落っこちるよ~落ちたいなら別だけどね。あ、それとも飛べるのかな」
    シラユキ「ふぇっ…!?こ…コメットさ…あぅ、だ…大丈夫…大丈夫ですよ…飛ぶことはできませんけど」(手すり掴み
    シラユキ「驚きました…完全に考え事で意識飛んでて…すみません…」
    コメット「別に謝らなくてもいいんだけどね~。ちょっと見回りしてたら見かけたから声かけただけだしね~」
    コメット「まー見回りなんてする必要ないから、ちょっとした息抜きなんだけど」
    シラユキ「そ、そうでしたか…。…私もちょっと、息抜き…っていうとミシェ君に怒られますけどね。…最近弛んでるって」(苦笑し
    コメット「んー、猫の人はまじめだからね~。そういえばその猫の人からなんか相談に乗れって言われてた気がしたねぇ、悩み事でもあるならヴィント辺りに言ってみるといいよ~」
    コメット「って、投げちゃ駄目かー。なんか僕にあるっぽいし、ちょうどいいから今聞こうか」
    シラユキ「ミシェ君が…です?……悩み…無いわけじゃあ…無いですけど。…あの…ありがとうございます…些細な事ですけれど」
    シラユキ「…………時間よろしかったら、少し歩きません?」
    コメット「うーん。まぁいいかなぁ、なんか最近だと今更って感じだろうしなぁ」
    シラユキ「ふふ…すみません、少し前の事になってしまいますが…あの事も改めて謝罪したかったですしね」
    コメット「あれは僕的にはもう済んだことだけどねぇ。事実は事実だしね」
    シラユキ「ヴィントさんに怒られて有耶無耶になっちゃいましたし…いくら歌のせいと言い訳しても、告白してコメットさんの環境を少し変えてしまったのは事実ですから…」
    シラユキ「すみません…でも、ありがとうございます。…あの時、本当に嬉しかったですよ」
    コメット「まぁ猫の妹さんや兎の人の戦い方があれだし、結果的にそれで勝ったしいいんじゃないかな。ああいう訓練だから出来ることっていうのもあるだろうしねー。この飛空艇のメンバーは持っていないものだから中々珍しいものだしね」
    シラユキ「妹ちゃんも…悪気は無いんだしね、サティちゃんだって勿論そうだもの。…いざやるってなると、ちょっと…ドキドキしますけどね」(苦笑し
    コメット「そうだねぇ、あんまり対象にはされたくないのは同感だなぁ。効力は凄まじいんだけどねぇ」
    シラユキ「ハーバルさんには悪い事をしましたしね…。ヴィントさんにも…一瞬でも、そういう関係だったら良かったのにって思うのはきっと歌のせい…ですし」
    コメット「能力の制約というか制限もあるんだろうねぇ、ああいうのは。それでも対象にするだけなら誰でも選べるから恐ろしいねー」
    シラユキ「その分、あの二人は目を付けられやすいですから…私達で何とかしないといけないですしね」
    シラユキ「あれ……?こんなところに植物…園?…ちょっと行ってみません?」
    コメット「んー?どうぞー」

    トラウム号 小規模植物園

    シラユキ「んー…流石に春も深いから緑一杯ね…悪く無いわ……そうだ、コメットさん。…ミシェ君で思い出したんだけど」
    コメット「猫の人?」
    シラユキ「そうやって呼んでるんですね…ええ、ミシェ君。…なんだかすごい剣幕でコメットさんを睨んでる時が増えて…あんまり口には出さないんですが…」
    コメット「へー」
    シラユキ「……妹ちゃんの事もあったし、しょうがないと思うんですけれど。…出来るなら、あんまり礼拝室辺りには…来ない方がいいと思うんです」嫉妬の仕方が見苦しすぎて草
    シラユキ「個人的なお願いですみません…」
    コメット「それじゃそうするよー」
    シラユキ「ええ、私がなんとか話してみますから…妹ちゃんにも。…私も、戦うの嫌いですから…ああいう試合は中々…ね」
    コメット 「まー闘技場でよかったね、って話になるからねー。個人的にはあんまり言えないことかなー」
    シラユキ「まかり間違っても恋人を手にかけた相手に、普通に接しろって言う方が無理ですよ。…私だって付喪神ですが、それくらいは判りますし」
    コメット「言い分だけは分かっておくよってやつだけどねー僕的には。それ以上があり得る以上、嫌なら退くべきだしね。今だって協力してもらってるだけで、強要はしないしねー」
    コメット「それこそ。誰だって死にたくなんてないだろうからね。そんなことに命を張り続ける理由なんて、ないんだから」
    シラユキ「ええ…ミシェ君にも、妹ちゃんにも…それは言っておきます。…ミシェ君、あの子の事になると周りが見えてないから…」(くすくす
    コメット「君もお人好しだねー。わざわざ苦労することもないだろうにね」
    コメット「人…うん、人。お人好し」
    シラユキ「いいんですよ、教会での繋がりは家族のようなものですから。…それにミシェ君が心に決めた人なら、私からしても幸せなの見てみたいわ」
    コメット「誰だって幸せであっては欲しいしねー。ん、気に障ったようだ、すまない。」
    シラユキ「いいえ、気にしないで下さい。私だって判ってますからね」(笑顔で
    コメット「どうにも人間って種族と変わらない見た目ばっかりでねー。なんか混乱しそうになるよ」
    シラユキ「そうですね…エリスちゃんやアルマさんとか、分かりやすいですけど。私なんかはあくまでも化けているような物ですし」
    コメット「そういえば昨日新しく来たカラット氏も武器に化ける、というよりは武器そのものがって感じだったなー。付喪神ってやつだっけ、君と同じだったはずだね」
    コメット「彼女ヴィントの傘に化けてサポートとかしてくれないかな」
    シラユキ「ええ、お話だけはお伺いしましたね。私は三味線の付喪神なので…極東の楽器ですね、おそらくカラットさんも仲間のような物だと思います」
    コメット「ああいうのって、当然そっちの姿でも痛覚とか感じるものなのかな?」
    シラユキ「ええ、勿論個体差はあるんですけど。私も勿論…とはいえ、そうそう楽器の姿には化けませんから絶対とは…」
    シラユキ「ただ少なくとも、物に命が宿る事になるので…そういった感覚も勿論ありますよ」
    コメット「ふむ…生物ではない物に宿る命とはねぇ。不思議だ。」
    コメット「となると、ハイク氏やライム氏とはまた違ったものか。やっぱり結びつきそうにないなー」
    シラユキ「極東国にいる妖怪は、そういった”不思議”の集まりのようなものですよ。…ハイクさんは詳しく存じませんが、恐らくは違うかと」
    コメット 「摩訶不思議、妖々跋扈、魑魅魍魎、ってやつになるのかなー。想像できない世界だなー」
    コメット「もう少し、パーツが必要か。彼が口を割ることはないだろうし急いてもしょうがないか」
    シラユキ「跳梁跋扈も言いえて真ですね。一応人の都…京やそういったものもありますが。…お仕事の方は、あまり無理なさらないでくださいね」
    コメット「むぅ、一筋縄でも行かないものだねぇ…まあ前線で情報を集めてるとどうしてもねー」
    シラユキ「ミシェル君があの状態ですし、妹ちゃんの事もありますから…次どこかに向かうなら私も出ますけれど」
    コメット「うーん。あんまりそういうのは本人たちのためにならないんだけどねぇ。さっき言ったように無理強いはさせたくないし、君も変にしょい込む必要はないけどね」
    シラユキ「ふふ、家族の為ですから。いいんですよ、私だっていつまでも残っている訳にもいきませんからね…」
    コメット「といっても、アライズのようなことだってある。情報を持ち帰れる人は1人でも多い方がいいっていうのはあるんだけどね」
    シラユキ 「…?アライズ…さん…ああ、お話だけは。…そういう事もありますか…」
    コメット「彼女に対しては何もできなかった。僕らに協力してくれた命を、守ることができなかった。そういう事にならないように、僕らはいたはずなのにね」
    コメット「だからこっちのことなんて二の次で、自分たちを優先してほしいんだけどねー」
    シラユキ 「…いえ、そういう訳にもいかないですよ。…少なくとも、そんな理由でサティちゃんや妹ちゃんは止まらないでしょうしね」「…コメットさんの背中を見て居たい…ですし」
    シラユキ「……私だってそうです、今回の事で改めて、一度は前に出ておかなきゃ…ってね」
    コメット「だろうねー。ホント頼もしい限りだよ、みんなさ。ま、エーヴェ達にはまだまだ及ばないけどね。っていうのは流石にずるいか、比較するもんでもないし」
    コメット「んー。さて、そろそろ戻ろうか。仕事の続きもしないといけないし」
    コメット「いつかは、超えてみせなきゃね」
    シラユキ「騎士さん達にはまだまだ、ですね…それでも、私達だって寝てる訳じゃあないですし。大丈夫ですよ」
    シラユキ「コメットさんなら超えられますし、私達だってやってみます。……私も、そろそろ掃除に戻らなきゃ…」
    シラユキ「…ありがとうございますね、わざわざお付き合いして貰って」
    コメット「そう?それじゃもう暫く、君たちを頼りにさせてもらうよ。いえいえー、こういうのも仕事だしね。」
    シラユキ「ふふ、また変な噂立ってなきゃいいですけど。それじゃあ、お仕事頑張ってくださいね、コメットさん」
    コメット「あー…またヴィントに取り合ってもらえなくなるのは嫌だなぁ…うん」
    シラユキ「その時は、また謝りますからね」(くすくす

    感想:
    まコ浮(またコメットさんが浮気してる) 知ってた
    取り敢えず公私混同してしまう若いミシェルが可愛いですね。
    護ることと束縛することを同じにしてしまう感じが5年後とかにふっと思い出して死にそうになりそうでいいですね。いちゃつくのと現象の肯定批判を一緒にしてしまってるのが特に。
    ……というより植物園が気づいたら増えてますが誰が管理してるんでしょうね?
    やっぱりエリスちゃんなのでしょうか?
    コメットさんじゃなさそうなのは間違いないでしょうが……

    兎園小説:星が見たあの時の風

    「日誌を書けとは言ったが……何も恋人の告白とかまで出歯亀する必要はないんじゃないか……?」
    そうポツリと呟き、私は一人溜息をつく。
    確かに私は何かあれば報告書と一緒に日記のように日誌に逐一纏めること!と、
    指令は出した。みなも忠実に守って、一字一句漏らさず書いてくれている。
    ……だが、だが!
    このサティちゃんとケメロヴォくんのキスシーン!
    ミシェルとミオナちゃんの夜の密会!
    コメットさんの浮気!
    浮気!
    浮気!
    許さん!またやらかしたのか!よりにもよってカミカゼにだと!
    ……いやそれは後だ。
    誰が書いたんだ……?どうやって知ったんだ……?
    っていうかそもそもそういう時によくある兎園小説ってなんだ……?
    思考の渦に流されそうになりながら私は必死で考える。
    そんなマスコミやパパラッチみたいなヒトは私の飛空船には乗っていないはずなんだが……
    そこまで考えてふと、ハーバルが通りがかるのが目に見えた。
    「おい、ちょっと相談があるんだが」
    「なんだ?またコメットォがやらかしたのか?それともわ……俺のカルテに不備でもあったか?」
    「あいつはいつもやらかしてるだろう……いやそうじゃない。そうだけどそうじゃない。この『兎園小説:戦迅の盾』とか『兎園小説:雪うさぎ』とか……誰が書いているか知ってるか?」
    「いやわりい…私が書いてるのはカルテが初めてだ。読みはするんだがな」
    ……ハーバルではない、と。
    まあコイツにそこまでする度胸は無いだろう。あったらコメットさんはとっくにコイツに取られてしまっている。悔しいけど!悔しいけど!
    「じゃあ……誰が書いたか心当たりとかあるか?」
    「少し私…ゲフンゲフン、俺も気になってだんだよな。プライバシーの欠片もないというかなんというか……。騎士団の部下にでも聞いてみたらどうだ?」
    「ああ……聞いてみる」
    完全に好奇心だったが、一度他人に聞いてしまった手前、管理人として止まる訳にはいかないだろう……。
    何より私だって恥ずかしいことを書かれるとつらい!
    特にサティちゃんとか毎回被害にあっている気がする。後の世に残るかもしれないのに、これじゃあただの痴女にしか見えないじゃないか!
    ……間違ってないかもしれないけど。
    「はーい!こんにちは!皆様のお耳の恋人!爆破犯ハイクです!再び、ゲームをしましょう!ゲーム!みんな好きですよね?トランプで眉間に突き刺したり、チェスでリアルバトルとか、ダーツで人にぶん投げるとか、波動拳をほかのヒトにぶつけるとかよくありますよね!!そういうやつです!」
    突然通路に独特の高音が響く。
    何をやっているんだあいつは……。またか……。
    確かにチェスで負けそうになったら物理的に交渉しそうにはなるがそれとこれとは別だろう!
    そもそもうちには飛空船全体に声を響かせるロストテクノロジーなんて積んでいないはずだ。
    元々声が高いのだからゆっくり喋ってくれると聴きやすいんだけどな。
    ユミィ団長なら歳でもう聴き取りすら出来ないんじゃないか?
    ハイクちゃんも含めて団長ももう少し落ち着いてくれれば嬉しいんだが。
    あんまりこういうことを考えると制裁されそうだ。
    今色々チーム戦がどうこう言っているこれもちゃんと使えば全体に指令を出す時に便利そうだな。
    後で使い方をハイクちゃんに教えてもらわないとな……。
    とか色々考えていると詰め所に辿り着いた。


    今日は用具点検を申し付けてある。サボってたら怒らないといけない。
    面倒なんだよなぁ怒るの。あんまり部下に嫌われたくないし。
    「ティアル!ナール!クー!エーヴェ……はいないな。どうだ?作業は順調か?」
    「はい!至って問題はありません!」
    「……エーヴェさんならさっき灰を食べに行きましたよ」
    「またか。身体に悪いからシケモクはやめろといつも言ってるんだがな。あれもいい加減いい年なわけだし」
    「そうは言っても仕方ないんじゃないんですか?ヴィント様?私以上に訳が分からない存在ですよあの人?」
    「……そうだな。ティアル!クー!お前たちは作業に戻ってくれ。ナールはちょっと私とお茶を共にしてくれるか」
    「あー!ずるーい!私だってヴィントさんとお茶したい!」
    「ほらやるよ。早く終われば合流できるかもしれないでしょ?」
    「うー……」
    少し申し訳ないことをしたかな。だが、あんまり兎園小説については成人もしていないティアルに聴かせるような話ではないような気がする。
    本来ならエーヴェにでも聴けばいいのだがいないのなら仕方ない。
    私は何を言われるんだろうと顔に?マークをしているナールを引き連れ、自室に招き入れた。
    「ああ、楽にしてくれていいよ。特に込み入った話でもないんだ」
    「そうでしたか。私はヴィント様に長い休暇でも出されるのではないかと少し心配をしておりまして」
    「お前に限っては無いよ。」
    「最上の喜びでございます」
    私の言うことを素直に聞いてくれて、戦闘でも一番前に立って、見た目も秀麗なのに、どうしてこうコメットさんとは仲良く出来ないんだろうな……。
    何がダメなんだろうか?やっぱり浮気癖か?ナールは生真面目だから仕方ないか……。
    「それで……やはり私とお茶を飲むだけではないのでしょう?」
    「いやそれがそうでもないんだ。少し聞きたいことがあってね。日誌なんだが……この、兎園小説って誰が書いているか知っているか?知らないなら知らないでいいんだ」
    「あぁ……コレですか。フェアリとかの教育に悪いんであんまり書くべきじゃないのでは?と思う時もあるんですが。いやぁ若いですねえ。特にこの『星降る夜に願いを』っていうタイトルの『……俺と、一緒にいてくれ。――ずっと』とか。青春してるなって感じがします」
    「……まぁ身近な人間がこういうことしてるのかそうかと郷愁に浸ることはあるな」
    「わかります!?私もあの淫乱腐れハゲさえいなければこんなうら若き乙女のような青春を地上で送れたのではないか、と思う時があってですね……。あっでも『静かな夜に願いを』は少し過激だったので袋とじにしておきましたよ!クーにもまだ早いですので!ああでもいいですよねえ……あの頭がバックスピンした夜でも槍使いさえいなければ堕天使になってもいいかなと思う時もあってですね」
    「一応嫁の前だからな……?」
    何だかんだでナールも女の子だったんだな……。少し安心したような少し寒気がしたような複雑な気分になった。
    恋話で盛り上がれる歳でも無くなってきているからな……所帯を持ったせいでもあるのであろうが。
    「日誌で語り合いたいのではなくてな…これを見ていた人間がいるということだ。ナール。お前は誰がこれを書いているか知っているか?」
    「あれ?ヴィント様知らないんですか?モニカですよモニカ。あの子どうやら全て解決した後にこの日誌を書籍化したいとか言い出してですね。面白そうな出来事を全て紙で置いておきたいみたいなんですよ」
    ……あいつかぁ。
    商才だけで人生生き抜いているだけはあるな……。
    私が拾ってあげなきゃ元手をどこから調達するかわからないような子だったから、
    ある意味正解ではあるのか……?
    「いやそうか。……そうか。だが、どうやって記録してるんだ?あいつそんなスキル持ってないだろう?」
    「………………ん?ヴィント様もしかして知らないんですか?」
    「何をだ?」
    「本当に知らなさそうだ……。ヴィント様!モニカは千里透視が出来るんですよ。壁などに関係なく、自分の視点を星があるなら時間と場所に関係なく見れるんです。」
    そんな能力とか初耳なんだが。
    プライバシーもへったくれもないというか……。
    じゃあなんだ?今までのあれとかあれとかも見られてたということか?
    うわぁ……なんだか恥ずかしくなってきたかも…。
    「そうか……じゃあ兎園小説ってのはそもそもなんだ?うさぎが関係有るのか?」
    「いえ、どうやら東国の兎園会とかいうので見聞きしたことを本に纏めたのを兎園小説って言うらしいですよ?それを模倣したとか」
    「ほぉ……なるほどな。すまないな。そういうことなら止めようがない。好きに書かせることにするよ。」
    「それが懸命ですね!もう既にあのこだわった眼鏡をつけて跳びはねるだけしか出来ないぴょんぴょん野郎とかが一応活躍したあの事件ありますよね?あれ『ベツヘレムの星』とかいうタイトルがついて既にArcadia王国中に出回ってますよ?大人気エッセイとして親しまれているらしいです」
    「……………………そうか。下がっていいよ。なんかどっと疲れた」
    「はい。ヴィント様?大丈夫でしょうか?」
    「単なる心労だ。気にしないでくれ」
    「はぁ……。では、失礼します」
    律儀に一礼までして、ナールは扉を閉めていった。
    そうか……。書籍化されていたか…。
    変な行動が余計できなくなったというか……ううむ。
    それにしてもなんだ?星があるなら時と場所に関係なく見れる能力…だったか。
    便利だけど……探索に使えないということは何か裏がありそうだな。
    期待はしないでおこう。精々質の悪い出歯亀がいて、下手な行動が取れない程度に考えておくといいか……。
    私はこれまでのことを日誌に一字一句漏らさず書留、食堂に向かって歩く。
    確か今日は、春キャベツの春巻きだったはずだ。
    カミカゼに真相を聞き出すために。場合によってはコメットさんには痛い目を見てもらわないといけないからな!

    感想:
    書き下ろしというかなんというか。
    ちなみにですが、兎園小説は江戸時代後期の実在する随筆集です。
    作者は滝沢馬琴ですね。
    江戸時代版ドラゴンボールの南総里見八犬伝書いた人って言うとわかりやすいかと思われます。
    兎園会とかいう頭のいい人達が集まって聞いた話を纏めたもので、「俺超お化け怖かったんだよ!なんとかしてくれよ!」みたいなどうでもいいのまで入ってます。
    ヴィントさんのいつもの1日を纏めたものですね。
    一応一番の偉いさんですし……。忘れ去られがちですけどね。

    ここまで読んでくださり、ありがとうございました
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