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生贄症候群アペンドキャンペーン【アイリス奇譚】番外集6
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生贄症候群アペンドキャンペーン【アイリス奇譚】番外集6

2016-05-31 21:19
    こちらのブロマガは、
    『テンタクルナーサリィ』の後に行われ、『流星ドライヴ』の前の時系列の
    【アイリス奇譚】の番外編をまとめたものになっています。
    コチラだけだと何が何だかさっぱりになっていますので、お手数ですが先にこっちをご覧ください。
    NPCが参加しているのは中身がGMのため、多少の伏線があります。

    雲に消えゆく水母傘


    レント「で、結局俺はケメケメと一緒に何しに行くッスか?正直何するか思い浮かばないッス」
    コスモ「まぁそこは君は付いて来ればいいんじゃないか。ふふふ……ボクは傭兵の仕事を少し受けてみたいなってところもあってお話を聞きたいっていうことだが……君なら…まぁいいか」
    レント「どうしたッスか?俺はあんまり仕事増やしたくないんですけどねえ……”あっち”も忙しいし」
    コスモ「そうかいそうかい。"あっち"ね、まぁいい。今宵の相棒君、付き合ってくれたまえ。何かあれば手伝ってあげるからさ。ふふっ…」
    レント「はいはい……仕事柄手伝ってもらえるようなことはなさそうッスけどね。おっと、着いたみたいッス」
    コスモ「喋ってるとすぐだね…」

    傭兵組合所

    コスモ「…やぁやぁお邪魔するよ君たち~」(ガチャッ)
    アッシュ「……どうした。酒が飲みたいならその扉の向こうだ」
    コスモ「お酒…飲めるけどいいよ、個人としてここに来ただけだよ。アッシュよ」
    アッシュ「ほう……?何の用だ?仕事か?調査か?それとも、殺しか?」
    コスモ「元々ボクは...ワタシも傭兵からなんでもしてたさ、主に殺しばかりだったけどね。まぁ、ワタシ個人の判断でワルい奴らの、ワルい依頼は受けないで斬り伏せてたんだけどね。ワタシも元の所に帰るつもりはないし、この世界でタノシクさせてもらおうかと思ってね。傭兵の力として参戦させていただいたらと?ふふふ」
    アッシュ「……そうか。だが遠慮しよう。俺たち傭兵は義のある者は受け入れるが狂人を受け入れるほど器が広くないのだ。もう少し頭を冷やしてこい」
    レント「まあしゃーねーッス。だって今のケメケメ余裕なくて怖いッスから」
    コスモ「レント君ボク怖い?怖くないよね?」
    レント「怖いッス。そこの赤いおっさんの言うとおり落ち着くッス」
    コスモ「まぁその返答だと思っていたよ。いや、そうであってよかったというか。まぁ敵になる事はないと信じて、ここで交流はしたいのだよ。傭兵に入らずとも個人で動くことだろうし……君たちにできない事を引き受ける事もあるとは言ってはおくよ」
    アッシュ「馬鹿にするな。」
    コスモ「ふふふ、ごめんごめん。」
    >ケメロヴォ 経験で判定
     失敗
    >首に鞭が絡みつきます
    エレン「無知を鼻にかけたあなた程度だと気づかれずに殺れるのよ。バカにしないで欲しいわ」
    コスモ「ふふふ、さすがだね~。いい人材ばかりで怖い所だよ。でも視えてるよ?完全な殺気がなかったから無抵抗だったけど武器は出したくないなぁ。色々拗れちゃうし?」
    エレン「虚言は控えることね。殺気なんて出してもないし、その武器なら気づけてたら止めれてたわよね?傭兵は立場なんてないのよ。その出来もしない分際で上から目線を続けている限りこちらからお断りよ」
    アッシュ「そこまでだ。エレン。……だがこの馬鹿の言うとおりだ。依頼を受ける以上自分の実力を過信した愚か者はこの場所には必要ないのだ。先も言ったが頭を冷やしてくるといい」
    コスモ「いやいや、すまないすまない。警告は有り難いねボクがボクでワタシであると難しいね、あっちの世界も立場なんてないのは一緒だ」
    アッシュ「交渉したいことがあるなら、ゆっくりと、要点を掴んで話すのがコツだ。力を魅せると力に溺れるぞ」
    コスモ「そうだね頭は冷えるかは難しいけどもね。まぁ傭兵としてのお話はここで失礼してこの世界の住人としてまともにいさせてもらいたいね、この世界に慣れないとねぇ死者を労わりに来たらこうだもの」
    エレン「へぇ……あなた、”異郷渡り”なのね。ならその不躾さもわからなくもないわ。生き抜くならもう少し元の雰囲気を殺すことをオススメするわ」
    コスモ「別世界とは……。どうにかしたいんだが、元の狂いの部分がいかんせん強くてねぇ…戦闘時はほぼ出てきてね。ふふふ」
    アッシュ「傭兵という稼業は性質上依頼人と会話する必要もある。落ち着きの無い人間を入れると仕事の失敗率も上がる。悪いがそれこそ頭を冷やしてから、がお互いのためだ」
    コスモ「もっと向こうの世界で殺しの依頼ばかりじゃなかったらねぇ、と今更思うよ……。はぁ……殺すか殺されるかばかりの思考に偏るところが悪い所だよ。分かってて治せないのが、問題点だがね」
    エレン「慣れなさいな。こっちの生活も悪くはないわよ」
    コスモ「こういう会話をしていって慣れたい所かな、言ったところだろうね。こっちの世界に来て短いから話し相手が居ないのも事実だけどね!!!」
    アッシュ「キレるなキレるな。癇癪持ちはこっちとしても雇えないんだ。実力は買うけどな」
    コスモ「自分が嘆かわしく感じてる程度さ。現状のボクは。傭兵と言うより暗殺者と、言ったところだろうねぇ。まぁそうなったらそれこそ、ボクの何かが終わっちゃうねぇ……。」
    レント「ま、しゃーねーッス。人には人の得手不得手ってもんがあるッス。俺だって傭兵は向いてないッス」
    コスモ「ボクは別世界から追われてるわけでも無い、緊張も張り詰める必要も無いから好きにできるんだけどねぇ。ま、慣れていくにも現状喋れる人と喋って慣れねばと、いった所かなぁ。人数スクナイケド」
    アッシュ「ま、話し相手くらいには付き合ってやるさ。その時はその女々しい格好をやめてくれると妻に斬られなくてすむがな」
    コスモ「大変ありがたいよ、話し相手付き合ってくれるのはほんと……。恰好?これ?普通でしょ。」
    エレン「ないない。恥ずかしいわ」
    コスモ 「恥ずかしくないよ?……そして格好について言った人は初めてだから……ほら他の人は変じゃないと思ってると、思うんダヨネー」
    アッシュ「君子危うきに近寄らずと言うだろう?……黙ってるだけでかなり疑問に思ってると思うぞ」
    レント「えっと……うん」
    コスモ「……何言われたってこの格好なのは、変わらないから。……このままでいるからね。奥さんに関しては貴方が頑張ってと言っておくよ。うん、ボクハフツウ」
    アッシュ「あ、ああ……無理なんだが善処はしてみよう……呑むときは呼んでくれ」
    コスモ「まぁ次来る時は、呑みにくるから、よろしく頼むね。次は首を取られないといいけども。…今日は大変失礼したね、平和な内にまた来させてもらうよ、じゃ失礼したよ」
    レント「じゃ、また来るッス。」
    エレン「あの状態じゃ死ぬわよ……。冷静になって、パインサラダは食べないほうがいいわ。私の世界での生きる為のお約束事だから」

    感想:
    ケメロヴォくん脆すぎるんだよなぁ。精神ペラッペラというか。
    そこがいいところでもあり、悪いところでもあるんですが。
    まあ、誰かに依存しないとダメそうな子ではありますが、依存主がダメージを受けるとダメそうな雰囲気がぷんぷんします。乗り越えてくれると嬉しいですね。

    叛乱のサテライト


    傭兵組合所

    ユエル「この間は本当にごめんね。せっかく来てもらったのに全然楽しませてあげられなくて…。」
    シー「どうしてきたんですか?…………ビータお姉さん!エレンお姉さん!」
    ビータ「ファンクラブに捕まりにきたの?」
    ユエル「ちょ、ちょちょちょちょっと待ってください、僕はただ真剣に謝りに来ただけなんです…。」
    エレン「じゃ、まず状況を確認しようか? シーの水着、脱がした?」
    ユエル「…結果的には。」
    ビータ「次、ずっと連れ回した?」
    ユエル「連れまわしました…。」
    エレン「最後に、あなた剣士なのに後衛のシーを危険な目に遭わせた?」
    ユエル「? 待ってくださいそれは身に覚えがないです。」
    ビータ「へぇ。蛸に襲われて、不意打ちもきづけなかった。ってシーから聞いてるよ?」
    ユエル「ああ……、はい…おっしゃる通りです…。」
    エレン「楽しいって思える要素が無さそうね。異議あり! それは違うよ!ってあったなぁ……。で、弁明は?」
    ビータ「まあ……私たちにお金くれるってならそれはそれで」
    ユエル「全く持っておっしゃる通りで弁明の余地すらありません…が言い訳はさせてください。」
    エレン「聞こうじゃないか。シーのせいにするならファンクラブに縛ってもってくけど」
    ユエル「蛸の件はそもそも突然の出来事でしたし、なぜだか僕ばかり狙われたのでシーちゃんには危険が及んでいません。」
    ビータ「蒼い奔流を我が身に纏い……それで?」
    ユエル「連れまわした件ですが、いいところが見せたかったんです…。悪いところを見せてしまったので尚更です。」
    エレン「かっこつけは大概にね。しつこい男は嫌われるよ?んで?」
    ユエル「不意打ちの件ですがそれでも挽回できずに落ち込んでいたところを…ってところなので弁明の余地はありませんが…ご理解いただけると幸いです…。」
    ユエル「水着の件は…純粋に申し訳ありませんでした……。」
    ビータ「極まれヴァルハラの宴……それだけ?今のところ有罪だけど」
    ユエル「起きたことをなかったことにするつもりもありませんし、反省の気持ちでいっぱいです…。ですのでとりあえず詠唱を止めていただけるとありがたいです…。とても…。」
    エレン「だってさ。シー楽しみにしてたんだよ?珍しく口元緩ませて水着何がいいでしょうか?って私に聞きに来たりとかさ」
    ユエル「はい…。」
    ビータ「まあシーはかわいいからね。いいところ見せたいのはわからなくもないけど、聞く限り最低だよね。」
    ユエル「本当に、申し訳ない気持ちでいっぱいです…。」
    エレン「謝ってばっかでさぁ。もっとなんかないの?海に行って、悲しい気持ちで帰ってきたんだよ?」
    ユエル「ごめんなさい、ちょっと張り切り過ぎていました。もう、二度とは危険な目に合わせず、不快に思わせないと約束します。ですので、シーちゃんとお話をさせてくれませんか。」
    ビータ「ふーん……まあいいよ。シー、おいで。  …………何かしようとしたらアイオライトブルーで切り裂くから」
    シー「……なんでしょう」
    ユエル「この間はごめんね。シーちゃんが来てくれたことがうれしくて張り切って、空回りしちゃってた。結果いろいろひどい目に合わせちゃって…本当にごめんなさい。」
    シー「……うん」
    ユエル「一緒に遊びに行けて、とてもうれしかったです。」
    シー「……それだけですか」
    ユエル「それで…えっと…もし、良ければ、もう一度だけ機会がほしいかなって。絶対に不快な目には合わせない、約束する。なので、どうかもう一度だけ、僕と一緒に遊びに行ってくれませんか。」
    シー「……いいですよ。今度こそ、私を、幸せにしてくださいね」
    ユエル「!!! ありがとう!絶対に約束する!」
    シー「じゃあ、飛行船で待ってますから」
    ユエル「うん、待っててね。迎えに行くから。」
    ビータ「聞きましたエレンさん。迎えに行くとか言ってましてよ」
    エレン「そうですわねビータさん。今度の作戦で少しの間飛空船行くだけなのにでしてよ」
    ユエル「は、恥ずかしくなるのでやめてください……。」
    シー「では、また……明日」
    ユエル「また、明日。」
    ビータ「あっこの『ありがとう!絶対に約束する!』『飛行船で待ってますから』はファンクラブに流すよ」
    エレン「穏やかじゃないですね」

    感想:
    このユエルくんの謝罪の語彙力のなさが逆に初々しくていいですね。
    そりゃあ友達っていうだけのハードルなら歩くだけで飛べる低さだったシーに、
    判定の悪さを炸裂させればそうもなるかなって感じですね。
    ビータさん達は単純に「ちょっと男子~」のノリなので悪意の塊ですね。はい。

    創造!異世界料理!


    レクス「……とまあ、再現しようと作ったはいいのだが……作り過ぎてしまってな。折角だから食べて貰おうではないかと思って呼んだわけだ」
    コスモ「そういう事かぁ、この量は...食べれるだけ、頂くつもりだけどもねっ」
    レクス「まあ、口に合うかは分からんが我がちゃんと味見してはいるから不味くはない、はずだ。……元の料理と違う味になってしまったものもあるがな」
    ユエル「なるほど、楽しみです」
    ユミィ「へぇ……ショタを3人揃えるとかなかなか私にとって御馳走じゃないとか思ったけど、普通に料理なのね。なんか残念だわ」
    ユエル「違う、味…?」
    レクス「同じ料理でも材料次第で味は変わるだろう?世界が違うのだから似た食材を探すのも一苦労だったがな」
    ユエル「なるほど、たしかにそういうものですね。言い方的に再現できたものもあるみたいですし、すごいですレクスさん!」
    ユミィ「それで?折角騎士団長様に食べさせるんだし、当然料理の説明とかってもらえるのよね?」
    レクス「うむ。まあまずはこの料理を食べて貰おうか」
    >見ると鍋には赤く染まった油にぶつ切りの鳥肉が浮いている。ただ1つ付け加えるとすれば赤さが尋常ではない。まるでルビーのような赤さだ。
    コスモ「とてつもなく赤い…ねぇ?」
    レクス「これは『溶岩煮』と呼ばれる料理でな。真っ赤に熟した『炎の爪』…唐辛子の粉を酒で練って油で煮たものに肉を放り込んだものだ」
    ユエル「なんというか、見るからに辛そうですね…。」
    ユミィ「まるで私の心の色ね。辛過ぎたら私に飛び込んでくるといいわ」
    レクス「まあ元の料理は滝のような汗が出るものだったが、どうもモノが違うのか然程辛くはならなかったな」
    >見た目に比べて然程辛くは無いらしい。辛いには辛いのだが、強い香りと旨味があるからか然程気にならないように作ってあるようだ。
    コスモ「思ったより普通に食べれそう…だねぇ?いただこうかな…」
    ユエル「あ、見た目ほどの辛さはないんですね。やっぱりちょっとぴりりっとしますけれども。」
    ユミィ「ふぅん……顔を真っ赤にさせて私を潤んだ瞳で見てくるものだと思ってたんだけど、そうでもないのね。香りで辛味をごまかせていて、後から来そうね」
    コスモ「…もぐもぐ……」(ジト目でユミィさんを見つつ)
    ユミィ「あら?魅力に気づいちゃった?」
    コスモ「もぐもぐ…ほーでふねー、もぐもぐ」
    レクス「……これは元々祭りに食べる料理でな、暑くなってきたら服を脱いで……という目的だったようだ。あながち間違いではないかもしれん」
    ユエル「口に入れるときの風味と口に入れた後のコク?がとてもいい感じに辛さをやわらげてくれておいしいです。」
    ユミィ「ねえ勇者ちゃんは脱がないの?私個人に見せつけてくれれば嬉しいのだけれど」
    ユエル「い、いえ、大丈夫です、お気になさらず…。」
    コスモ「まぁ実際、少し火照ってくるぐらいの…脱がないけどね」
    レクス「元々の料理は精神に異常をきたすような果実が混ぜられていたからな……流石に今回は入れなかったが」
    ユミィ「チッ…」
    ユエル「精神に異常って…。というか今回は入れなかったって見つかったんですかその果実…。」
    レクス「似たようなものはあったが……流石に法に触れるのはマズイだろう?」
    ユエル「なんというか、あるもんなんですねえ…。」
    レクス「さて、では次の料理とするか」
    >次に出てきた料理は、白い球体だった。
    レクス「さて、これは『月の涙』と呼ばれる…まあ、甘味だな。白粘糖を小麦粉で練って適当に糖液漬けにした果物に巻いて焼いたものだ」
    ユミィ「白さは男の子の若さの象徴よね。もっと元気つけなさいな。そこのおふた方のショタちゃん達」
    ユエル「一応これでもよく食べて運動もある程度はしているつもりなんですが・・・、元気なさそうですか?」
    コスモ「アーおいしそうだネー、そしてボクは元気ダヨーユミィサァーン」
    ユミィ「男の子にしては、肉が足りないわ。いざという時困るわよ?」
    レクス「……まあ、精力剤のような扱いをされていた時期もあるな」
    >バタークッキーのようなしっとりとした生地の中に、熱でとろけた果実が入っていた。果実はやや甘酸っぱい。
    ユエル「甘味!辛い物の後ですし格別なおいしさですよね!さっそくいただきます!」
    コスモ「ふぅむ、おいしい、甘いのはいいねぇ~、ふふふ」
    ユミィ「思春期の少年の酸味って感じね。悪くはないわ。反発する甘さと酸っぱさ。まさに何処かの都のよう」
    ユエル「そんな謂れのあるものをなぜここで…と思いましたけど言われていた時期もあるですしまあ、たぶん違うんでしょう。」
    レクス「我の世界では死体草と呼ばれる植物の実を使っていたからな、どちらかと言えば砂糖よりそちらの効果が強い」
    レクス「1つ食べれば病気が治り、2つ食べれば身体は丈夫に、3つ食べれば長寿となり、4つ食べれば死に至る…などと言われてはいたが、別段、普通の植物だ」
    ユミィ「ま、今すぐ食べれるわけじゃない植物を聞く頭は持ってないわ。勇者ちゃんなら今すぐでも食べれるけど」
    レクス「当然だが現物は無かったから林檎を錬金術で変性させてそれらしい効果と味に近付けてみた」
    ユエル「ユミィさんはともかくとして、死体草ってリンゴのような身を実らせる草なんでしょうか。」
    レクス「ああ、似ているな。血のように赤く美しい花と実が素晴らしくてな……かつては血を吸うとより美しくなると言われていた」
    ユミィ「私も血を吸って美しさを保っているのよ。下手に紛れようとして失敗しているあなたたちショタ3人衆みたいな人をね」
    コスモ「結構物騒かと、思ったけど似たようななものが、こっちにもあったなぁ。」
    ユエル「ふむふむ。でもリンゴってそこそこ重いですし木に実をつけますよね。でもレクスさんの世界だと草になっているみたいですし…そもそも分類の仕方が違うんでしょうか。」
    レクス「美しさとはいつだって犠牲の上にあるものだ。……見事な都も、平和な世界もな」
    ユミィ「それで?自覚もしてない危うい少年を私が食べてしまう前に次を出してくれないかしら?」
    レクス「おっと、それはすまんな」
    コスモ「…出しても食べようと気がするけども…いいか…」
    >角切りの芋が黄色の生地に埋まっているような形だ。鬼饅頭に近い見た目をしている。
    >甘く柔らかい粘みを伴った生地と、火の通ったホクホクの甘藷が見事な調和を見せている。
    レクス「これは『鬼神蒸し』だな。切った甘藷を小麦粉と砂糖で練った生地に混ぜて蒸すだけで出来る。実に簡単だ」
    レクス「我の世界の"鬼神"が好んで食べたと言われている。…随分と質素な鬼神だと思わんか?」
    ユエル「おおー、これまた甘いものですね!いただきます!」
    ユミィ「へぇぇ……鬼神も所詮生物よ。神だからと言って粗暴だったらこの世のイケメンは既に存在してないわ。味は、うん。まあまあね」
    コスモ「もぐもぐ……うん、おいひいね。」
    ユエル「これは…さっきの月の涙はデザートのような感覚でしたが、こちらの鬼神蒸しは間食や小腹がすいたときによさそうですね。」
    レクス「……人の為に戦い、人と共に戦った鬼神ではあったが、最後はあっけないものだった」
    レクス「……うむ、久々に食べると色々と思い出すな……味と思い出は関連が深いというが」
    ユミィ「感傷に浸るほど年月を重ねてるわけじゃないでしょ。食を覚えてるだけまだ覚えてるんだから」
    レクス「まあ、神々や竜に比べれば短いが…」
    コスモ「その口ぶりだと……」
    コスモ「アーーーおいしいーモグモグモグ」
    ユミィ「……胸に綺麗に咲き誇った花弁を咲かせたいみたいね?続きをどうぞ?女男のショタくん?」
    レクス「……女性に年齢の話はしてはいけないと教わらなかったのか?」
    コスモ「ごめんなさいごめんなさい、ゆるしてゆるして、なんでもはしないけど、許してください」
    ユミィ「ま、女の子の機嫌すら判断できないデリカシーのなさは流石よね。覚えておくことだ」
    レクス「全く、これほど美しい女性の年齢を考える事自体無粋というものだろうに」
    ユエル「ま、まあともかく、今日はお誘いいただきありがとうございました。どの料理もとても美味しかったです。」
    ユミィ「ごちそうさま。私に気を使わなくたって協力くらいはしてあげるわよ。一応私も仕事はしているから、この辺でお暇するわ」
    レクス「む、それは…忙しい中すまなかったな」
    コスモ「ボクも感謝するよ、ごちそうさま。美味しかったよ、またの機会があればいいね」
    レクス「……故郷の味を、誰かと味わうことができるというのは、いいものだな」

    感想:
    レジェンド勢が本領発揮してる気がしますね。
    レジェンドは好き勝手出来る代わりに自由度が高すぎて、レクスくんはともかく設定をもて遊び気味でしたので、丁度いいかなと思います。
    取り敢えず変な人がしたいからレジェンド!なんて短絡的なのはあまりにも面白くないですしね。

    星屑に消える乙女の風


    町中探索

    >ケメロヴォ 裏社会で判定
     失敗
    >ヘマをして狙撃される 生命を10削る
    チンピラ「嗅ぎまわる女はここか。少しおとなしくしておくことだな」
    コスモ「よし、じゃぁ…ッ!?っぐぅ…」
    >ユエル 裏社会で判定
     失敗
    >月時計を使って振り直し
     失敗
    >世間的評判が下がって石を投げられる 生命を7削る
    ユエル「あいた!何するんですか!」
    男「双剣の男……ユエルに似ているな!武器を変えることだな。衛星に不時着しおって!」

    トラウム号

    >アルマ 記憶術で判定
     成功!
    【そういえば日誌に何も書いていない時があった。消していたような…】
    アルマ「そういえば…日誌、白紙のところあったけど、消した後があったかな…」
    >コメット 所属知識で判定
     成功!
    【ヴィントにはどうやら絶対に秘密にしておきたいことがあったらしい。】
    コメット「ヴィントは…どうしてもってことは隠しておきたい性格だったからね…」
    >ミオナ 天運で判定
     成功!
    【UR『再び立ち上がる時』冬川花路を一発で引き当てる。周りから羨ましがられる】
    ミオナ「あ…やったぁ!URだわ!一発で引けるなんてねー」
    コメット「すまないね…僕たちの問題に君たちをこうして巻き込んでいることに…」
    アルマ「ま、世話になってるからねー」

    2ターン

    町中探索

    >ユエル 世間話で判定
     成功!
    >ケメロヴォ 信用で判定
     失敗
    >デリカシーが無い事を言う。後で気づいて後悔する。 精神を7削る
    ユエル「ええと、こんにちは、ちょっとお聞きしたいんですがヴィントさんがどこにいるか知っていたりしませんか?」
    おばちゃん「そうねえ……ヴィントちゃん?よく行くBarがあったはずよ?そっちで聞いてみればいいんじゃないかしら?」
    ユエル「Bar…ありがとうございます!」
    コスモ「…うん…駄目だねボクは」

    トラウム号

    >アルマ 天文学で判定
     成功!
    >コメット プロフィール帳(Twitter)使用 捜索をケメロヴォの値で
     成功!
    >ミオナ Twitterを使用 回避行動をケメロヴォの値で
     ファンブル!
    >サグメで振り直し
     成功!
    【どうやら星の勇者様を召喚出来る場所を知っていたようだ】
    【アイリス綺譚。そう名付けられた日記を見つけた。日誌とは違うようだ】

    【UR『影の功労者』名居玖波を一発で引き当てる。周りに尊敬の目線で見られる】
    アルマ「……星の勇者の召喚、かぁ……そんなことできる場所が本当にあるのなら……」
    コメット「これは…『アイリス綺譚』?日誌とは別にこんなのがあったのか…」
    ミオナ「えへへ…またUR引いちゃった。今度は『影の功労者』名居玖波だって」
    アルマ「……カードゲームかぁ、私も今度やってみようかな?」
    コメット「おー。妹さん、コレクターの素質でもあるのかな」

    情報共有 合流 休憩処理
    >ケメロヴォ 回復薬を1個使用
    ユエル「あまり情報は得られませんでしたが、ヴィントさんがよく行っていたらしいBarがあったそうです。コメットさんたちの方はどうでしたか?」
    アルマ「まあ、星の勇者様についてとか、怪しい日記とか……レアカードとか?」
    コメット「そうだね、こっちは星の勇者を召喚できるとされている場所をヴィントが知っていたこと、それと日誌とは別にこの『アイリス綺譚』という日記が見つかった。詳しく調べるのは後だね」

    3ターン

    町中探索

    >ケメロヴォ 捜索で判定
     成功!
    >ユエル 裏社会で判定
     成功!
    【大妖精の洞窟など自然地形を加工したものが多いようだ。共通点はあるだろうか】
    マスター「ヴィントさんかい?うちにはよく来るんだけどねえ……あ!あそこはどうだい?彼女が好きな小物屋なんだが」
    コスモ「ふーん…小物屋と来たか…」
    兵士「そうだなぁ…拠点は自然に紛れてることが多いんだ。」
    ユエル 「自然にできた空間などを利用して拠点にしていることが多いんですね。ふむふむ、ありがとうございます。」

    トラウム号

    >コメット 交渉で判定
     失敗
    >相手も忙しかったらしい。雑に扱われる。 100ベルやけで使ってしまう
    >アルマ 文化知識で判定
     失敗
    >読むのに必死で家具の角に小指をぶつけた。痛い 生命を9削る
    >ミオナ 霊感で判定
     成功!
    【UR『消えたはずの少年』琵琶拓馬を一発で引き当てる。周りに畏怖を感じられる】
    ナール「あ~~~!!!根暗ハゲ眼鏡!今大事な会議が騎士団であるんだから邪魔しないでくれる!?シッシッ」
    コメット「はぁ…まぁ相手のタイミング見誤った僕も悪いけどさぁ…甘いもので買おう…」
    アルマ「いっ……~~~~~~~!!!!!!」(声にならない叫び)
    ミオナ「あれー…何でこんなにURばっかり。『消えたはずの少年』だってさー」
    コメット「2人とも引き続きお疲れ。ちょっとむしゃくしゃして甘味買いすぎちゃったんだ。よかったらどうぞ」(船内で買い物してきて帰ってきた
    アルマ「お、ありがとねー」
    ミオナ「えっいいの!?ありがとう!」

    4ターン

    町中探索

    >ユエル 人脈で判定
     成功!
    >ケメロヴォ 所属知識で判定
     成功!
    ティアル「えぇ……ユエルからじゃなくてコメット様からが良かったなぁ……まあいいよ。元々手伝うつもりだったし」
    ユエル「ティアルさんカクカクシカジカで…ありがとうございます!」
    胡散臭い男「盗賊ギルド『前を見ろ』へようこそ。へっ……マスターの紹介か。いいぜ。何が聞きたい?考えてからまた来いよ」
    コスモ「何を聞かせてもらおうかねぇ…」

    トラウム号

    >アルマ 文化知識で判定
     成功!
    >コメット 交渉で判定
     失敗
    >タイミングが悪かった。部屋に入った瞬間矢が身体に刺さる。 生命を12削る
    >ミオナ 鍵操作で判定
     失敗
    >虫で集中力が切れる。 精神を8削る
    【私、エーヴェ、カミカゼ、ユミィさんにはどうしてもしないといけない役目がある。行かないといけない。私じゃないと…… この文が最後の日付のようだ】
    アルマ 「しないといけない役目……行かないといけない……?」
    コメット「いっだぁ!?確かに好きに使っていいけど、トラップとか張るのは許可とってよもう…」
    ラウンド「おっと。大丈夫かいコメットさん。まさか来客が来るとはね」
    コメット「イコン、君か…ほどほどにしてねぇ、襲撃があったとはいえさぁ…」
    ラウンド「いやぁすまない。準備をしていてね」
    ミオナ「うむむ…もうちょっと…これできっと…ひっ、やぁぁ!くもー!」

    情報共有 合流 休憩処理
    >コメット 栄養剤2回使用(銅鏡)
    >アルマ 回復薬 2個使用

    ユエル「というわけでティアルさんからの協力が得られそうです。もともと来てくれるみたいでしたしとてもありがたいです。」
    コメット「ちょっと僕はあっちに行ってみるよ。2人とも無理せずにね」
    ミオナ「そっちも気を付けてー」(手を振り
    コスモ「おやおや、いらっしゃいコメットさん?」

    5ターン

    町中探索

    >ユエル 信用で判定
     成功!
    >ケメロヴォ 説得で判定
     成功!
    >コメット 哨戒で判定
     成功!
    カミカゼ「ま、事故だったと思いましょう。マユくんにも言ったけど、次は無いわよ。」
    ユエル「た、大変ありがたいお言葉感謝します…。」
    胡散臭い男「あの団長さんの行方ねぇ……知ってるぞ。ミュアムという遺蹟にいるはずだ。……出処?はっ」
    コスモ「遺蹟だねー。ありがとう、ふふふ」
    ナール「し、仕方ないわね!あんたみたいなベッドヤクザの狂犬に言われたからじゃなくて、ヴィント様を探すためなんだから」
    コメット「ありがとう…アドラ」

    トラウム号

    >アルマ 機械修理で判定
     成功!
    >ミオナ 鍵操作で判定
     失敗
    >正邪を使用 
     成功!
    【壊れた丸い機械を見つけた。修理したところ異音を上げて、反応を示している】
    【UR【悠久の傍観者】森近時子を一発で引き当てる。周りに引かれる】 
    ミオナ「見てなさい、URを引き続けるこの手は止まらないわよ!…『悠久の傍観者』…え、ほんとに?」
    アルマ「……なんていうか、凄い引きだよね……」

    6ターン

    町中探索

    >コメット プロフィール帳(Twitter)使用 アルマの植物学
     成功!
    >ケメロヴォ 根性で判定
     成功!
    >ユエル 説得で判定
     失敗
    >怒らせて斬られる。生命を16削る
    【地図を見たところ、森林の一部が妙に繁茂している。怪しい】
    ハーバル「はぁ……わ、俺は行きたくなかったんだがな…医療班いなさそうだなぁ…しゃあねえ」
    コスモ「うん、ありがとう、感謝しなきゃね。」
    コメット「ここ、いかにもって感じだね」
    ハーバル「そうだな。なんかありそうだ。もう少し調べてみてくれるか?」
    クー「僕の羽は……蝙蝠じゃない!」
    ユエル「あいたたた!ちょ、せめて剣はしまいましょう!落ち着いて!」

    トラウム号

    >アルマ 電子工学で判定
     成功!
    >ミオナ 歴史で判定
     失敗
    >サグメを使用
     成功!
    【どうやら位置を示す機械のようだ。ここは……何処だ?】
    【ここは……革命の場所『ミュアム遺蹟』だ。間違いない!】 
    アルマ「ちょちょいのちょい、ってなもんよー」
    アルマ「……ん、何処かの位置を示してるね……」

    情報共有 休憩処理
    >コメット 栄養剤(銅鏡)使用
    >ユエル 秘薬2個使用

    7ターン

    町中探索

    >コメット プロフィール帳(Twitter) アルマの銃器を代用
     成功!
    >ケメロヴォ 説得で判定
     成功!
    >ユエル 駆け引きで判定
     成功!
    【どうやら昔銃火器による火災があったらしい。森林で銃火器火災……?ここはかなり怪しいぞ!】
    コメット「普通なら火の気がない森林で火災、ねぇ?」
    ユエル「皆さん結構活動的ですよね。素晴らしいと思います」
    ラミ「わ、私ですか?本当に戦えるかはわかりませんが……精一杯支援しますね」
    モニカ「危険手当がこれくらいで……保険がこうだから……うん!協力するよ」

    ユエル「え、ええと・・・ありがとうございます!」

    トラウム号

    >アルマ 情報分析で判定
     成功!
    >ミオナ 魔術感知で判定
     成功!
    【最近後ろで指揮を執ることが多かった。後ろに立つ理由があったはずだ】
    アルマ「そういえば、最近後ろで指揮執ること多かったっけ……何か理由があったのかな」
    セイラ「結界の力が必要なのですか?喜んでこの力、あなた様方の為に!」
    ミオナ「ありがとう!頑張ろうね、一緒に…!」
    セイラ「元々、力を貸すつもりでこちらに来ましたし……お安い御用です!」
    ユエル「というわけでヴィントさんはミュアム遺跡にいると思われます。それと何人かから協力してもらえる事になりました!とてもありがたいことです!」
    コメット「みんなお疲れ様。今回の件とは別に、イーストが潜伏している可能性が極めて高い場所が見つかった。ヴィントが向かったであろう遺跡と合わせて、調査が入ることになると思う」
    アルマ「結果としてはこっちも似たような感じかなー」
    コスモ「ボクはちょいとお店周ったら同じような情報が手に入ったよ、これは確実だね?」
    コメット「まぁ、問題は遺跡の場所だけどね。詳しく調べないとね」
    ミオナ「えへへぇ…URがこんなにいっぱい…ご褒美貰っちゃった…」
    セイラ「あら?現像の歯車ですか。いいですね…私はNしか当たらなくてぇ…」

    感想:
    次回セッションの前日譚に近いものになっています。
    ヴィントの行方などの情報については最初から優位に立てるのではないのでしょうか。
    NPCの協力者もじりじりと増えていますので、苦戦はするでしょうが、負けることは無いはずです。
    次回頑張って欲しいところですね

    ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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